2026年ブラジルGPの金曜にレッドブルのコックピットに座るフェルスタッペン

2026年F1ブラジルGPの金曜走行で、マックス・フェルスタッペンは2回とも3番手に入った。ただし、レッドブルの準備は順調一辺倒ではなかった。シフトダウンの問題が続き、FP2ではステアリングの重さも報告して走行を早めに終了。速い1周を記録できても、操作面の難しさは残った。

レッドブルでレース戦略を担当するハンナ・シュミッツはF1公式の取材に対し、フェルスタッペン車への複数の変更を検討しており、週末の残りでは別のステアリングホイールを使う見込みだと説明した。不満のある箇所は把握しており、改善に取り組めるとしている。効果は次の走行で確かめることになる。

フェルスタッペン自身も、予選前に解決すべき項目としてステアリングを挙げた。1日全体はまずまずとしながら、より安定した性能とロングランでのタイヤ挙動の理解を求めている。操作上の問題への対応と決勝用タイヤの評価を、並行して進める状況だ。

2026年ブラジルGPの金曜走行でレッドブルを走らせるハジャー

アイザック・ハジャーの課題はセットアップ寄りだった。午前のロングランには競争力があった一方、FP2で試した方向性は期待した結果につながらず、ソフトタイヤでの1周にも改善余地があるという。天候の変化だけに期待せず、FP3で改善を確認したいとした。

INKA SPORTS 分析と総括:2台それぞれに必要な改善

両者が訴えているのは同じ1つの不具合ではない。フェルスタッペンは操舵とシフトダウンの感触、ハジャーはバランスを重視している。現在の速さを土台にそれぞれの調整を進められるが、どの変更が有効かは次のセッションで判断する必要がある。

インテルラゴスの天候も変数となる。シュミッツは土曜に強い雨の前線が来る可能性と、その到達時刻の不確実さに触れ、ドライとウエットの両方に備えるとした。今すぐ求められる前進は、練習での上位順位を繰り返すこと以上に、すでにある速さをドライバーが安定して引き出せる状態にすることだ。