2026年U17ガルフ杯の試合で喜ぶ中国U16選手。中国サッカー協会の大会総括で使用された公式資料写真

中国U16男子代表は北京時間11月2日未明、2026年U17ガルフ杯準決勝でエジプトU17に0―4で敗れ、大会を終えた。最終成績は2勝1分け2敗、7得点9失点。中国サッカー協会が11月2日夜に公表した総括は、5試合の経過とチームの課題を振り返っている。

グループ7点で突破、準決勝はエジプト戦

中国は全員が2010年生まれの選手で参加した。対戦相手のうちカタールとオマーンは同年代で、それ以外は年上のチームだった。ガルフサッカー連盟が主催し、カタールで開催された今大会は初めて招待範囲を広げ、中国とエジプトが招待チームとして出場した。

中国は初戦でカタールに2―0、第2戦でオマーンに2―1で勝ち、勝ち点6を獲得した。オマーン戦は前半に2点を先行したが、後半に劉凱源が退場。相手に1点を返されたのは試合終了間際の追加時間で、10人で勝利を守る展開も経験した。

続いてバーレーンと3―3で引き分け、UAEには0―1で敗れた。2勝1分け1敗、勝ち点7のA組2位で4強へ進出。準決勝ではエジプトのダニエル・アブエルゼインが前半に2得点し、終盤にハレド・ムーサとモハメド・アティアが加点して0―4となった。

リードと退場、監督が指摘した課題

バーレーン戦は最終順位だけでは見えない課題を示した。中国は62分に3―1としたが、69分に失点。80分に彭顕宸が2枚目の警告で退場し、ズハイルのPKで3―3に追いつかれた。追加時間には冀政浩も2枚目の警告で退場し、2点のリードから得られたのは勝ち点1にとどまった。

張耀坤監督は、大会を通じて選手をさらに評価でき、チームが不足を発見する機会にもなったと述べた。高強度で展開の速い対抗の中ではボールを扱う判断が十分合理的でなく、個人技術と身体能力を引き続き高める必要があるという。

段階 対戦相手 中国のスコア
グループ カタールU16 2―0
グループ オマーンU16 2―1
グループ バーレーンU17 3―3
グループ UAE U17 0―1
準決勝 エジプトU17 0―4

INKA SPORTS 分析とまとめ:年齢差と試合運びを分けて見る

5試合では同年代相手に2勝した一方、リードを勝利につなげられない試合と、準決勝での大敗も経験した。年齢差は対抗条件を理解する背景になるが、個々の試合の検証に代わるものではない。リード時の判断を改善し、反則や退場を減らすことは、大会中に具体的に表れた育成課題だ。

4強進出の価値は、2勝や最後の敗戦だけで結論を出すのではなく、異なる強度でのプレーを比較できる点にある。監督が挙げた技術と身体面の改善を、試合運びと合わせて見たい。ただし5試合という短い期間だけで、この年代の将来の到達点まで判断することはできない。