2026年マレーシアGPの事前メディア活動でのマルコ・ベッツェッキとマルク・マルケス。FP1の写真ではない

10月30日、セパンでMotoGPマレーシアGPの金曜走行が始まった。マルク・マルケスは1分58秒912でFP1首位となり、このセッションで唯一1分58秒台に入った。マルコ・ベッツェッキとペドロ・アコスタはともに1分59秒386を記録。公式結果ではそれぞれ2位、3位で、首位との差は0.474秒だった。

トップ5にKTMが3台、走行内容の違いにも注意

バスティアニーニとビンダーが4位、5位に入り、トップ5のうち3台をKTMが占めた。モルビデリは6位、アレックス・マルケスは7位。この7人が首位から1秒以内に入った。ザルコ、ディ・ジャンアントニオ、モレイラがトップ10を締めくくった。順位が示すのは各ライダーのベストラップであり、決勝のロングラン性能そのものではない。

セッションはドライで行われ、公式計時資料は気温30度、路面温度37度を記録した。首位の最速タイムは自身の3周目に出た一方、他のライダーがベストを記録したタイミングは異なる。走行計画がそれぞれ違うため、順位からこのセッションの単周の速さは分かっても、マシン性能の差をすべて説明することはできない。

2026年マレーシアGPの事前メディア活動でのマルコ・ベッツェッキ。FP1の写真ではない

マルティンとラウル・フェルナンデスで異なった再検査の結果

負傷を抱えるホルヘ・マルティンは12周を走り、2分00秒747で20位、首位から1.835秒差だった。アプリリアのチームマネジャー、ボノーラは大会公式報道で、本人はさらに厳しい体調を予想しており、FP1では負荷の管理を重視したと説明した。その後、追加の医学的評価を通じてマレーシアGPへの継続出場が許可された。ただし、出走許可と実際に耐えられる負荷は別の問題となる。

ラウル・フェルナンデスは5周を走り、2分00秒581で17位だったが、FP1の段階での追加検査後に出走不適合と判断され、今大会の残りの活動を欠場する。インドネシアGPで指を負傷し、オーストラリアGPも回復の問題で欠場していた。マルティンは継続出場を認められた一方、フェルナンデスは治療を続ける必要があり、2人の状況は異なる。

FP1の順位は予選Q2への直接進出を決めない。その枠を争うのは金曜午後のプラクティスだ。今回の上位結果は週末最初の観察点となる。マルティンが12周できたことは前進だが、その後の走行量や予選の速さ、週末の完走まで保証するものではない。

FP1全結果

順位 車番 ライダー チーム ベストタイム 差 周回数
1 93 マルク・マルケス ドゥカティ・レノボ・チーム 1:58.912 — 15
2 72 マルコ・ベッツェッキ アプリリア・レーシング 1:59.386 0.474 17
3 37 ペドロ・アコスタ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1:59.386 0.474 14
4 23 エネア・バスティアニーニ レッドブルKTMテック3 1:59.688 0.776 15
5 33 ブラッド・ビンダー レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1:59.737 0.825 16
6 21 フランコ・モルビデリ プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム 1:59.795 0.883 17
7 73 アレックス・マルケス BK8グレシーニ・レーシングMotoGP 1:59.901 0.989 16
8 5 ヨハン・ザルコ カストロール・ホンダLCR 2:00.153 1.241 16
9 49 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム 2:00.237 1.325 17
10 11 ディオゴ・モレイラ ProホンダLCR 2:00.260 1.348 17
11 42 アレックス・リンス モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム 2:00.270 1.358 14
12 43 ジャック・ミラー プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP 2:00.324 1.412 17
13 63 フランチェスコ・バニャイア ドゥカティ・レノボ・チーム 2:00.330 1.418 12
14 36 ジョアン・ミル ホンダHRCカストロール 2:00.331 1.419 14
15 20 ファビオ・クアルタラロ モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム 2:00.420 1.508 15
16 12 マーベリック・ビニャーレス レッドブルKTMテック3 2:00.457 1.545 16
17 25 ラウル・フェルナンデス SuperFileトラックハウスMotoGPチーム 2:00.581 1.669 5
18 10 ルカ・マリーニ ホンダHRCカストロール 2:00.609 1.697 17
19 79 小椋藍 SuperFileトラックハウスMotoGPチーム 2:00.616 1.704 17
20 89 ホルヘ・マルティン アプリリア・レーシング 2:00.747 1.835 12
21 47 アウグスト・フェルナンデス プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP 2:01.110 2.198 15
22 27 イケル・レクオーナ BK8グレシーニ・レーシングMotoGP 2:01.676 2.764 15

出典:MotoGP公式計時。原表では抗議・上訴期限まで暫定結果とされている。 © MotoGP Sports Entertainment Group, 2026