MotoGP公式サイトは10月29日、ジョアン・ミルとルカ・マリーニがともにセパンでのレース前メディカルチェックを通過し、マレーシアGPに出場できると確認した。これによりホンダのレギュラーライダー2人がコースに復帰する。第19戦マレーシアGPは10月30日から11月1日までセパンで開催される。
ミルはまずライディングのリズムを取り戻す
ミルはサンマリノGPでリタイアした後、続く4戦のグランプリを欠場。最後にMotoGPマシンに乗ったのは9月13日だった。ホンダが先に発表したレース前のコメントでは、直近の1週間に別の種類のバイクに乗ることを試し、医師からも復帰の許可を得たと説明していた。走り慣れたセパンでは、まずRC213Vに再び乗り、チームとの連携を取り戻し、自分の実際の感触を確かめたいとしている。
ミルはホンダの事前コメントで順位目標を掲げず、レースウイークエンドに再適応することを重視した。10月29日のMotoGP公式サイトのインタビューでは、以前は視覚の問題と極度の疲労があったものの、大会の医療チームによる治療で大幅な改善を感じたと補足した。現在の体調は良いが、10月30日のプラクティスで身体の反応を確認したいとしている。

マリーニも出場許可、引き続き体力配分を見極める
マリーニはオーストラリアGPのフリー走行1で短時間走行した後、ウイルス感染のため週末の残りを欠場したが、今回セパンでの出場許可を得た。ホンダが先に公表した準備計画では、フィジカルトレーニングは再開できている一方、MotoGPマシンのライディングには異なる身体的負荷がかかると話していた。セパンの高温多湿な環境は消耗を増やすため、週末全体の体力配分を調整し、できるだけ日曜日に十分な力を残すとともに、天候に応じて対応する方針だ。
ホンダがレース前に公表したキャリア統計によると、マリーニがセパンの決勝でスタートすれば、全クラスを通じてグランプリ通算200回目のスタートとなる。オーストラリアGP決勝が中止されたため、この節目は次のレースに持ち越された。
2人とも医学的な出場許可を得たことで、ホンダの参戦体制を巡る不透明さは解消した。次の焦点は、ミルがライディングのリズムを取り戻すことと、マリーニがセパンの条件下で体力配分を見極めることだ。10月30日の初日プラクティスで、2人とチームは復帰後の実際のライディング感覚を確認する。