ニコラ・ツォロフにレーシングブルズでのメキシコGPのFP1出走機会が与えられ、2027年のドライバー選択が改めて注目されている。F1公式サイトが日本時間10月30日に掲載した分析とインタビューによると、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドも今季の走りで自らの価値を示そうとしている。2席を3人で争う状況だが、今回のFP1起用は来季のレギュラーシート確定を意味しない。
FP1は評価の機会、決定はまだ公表されず
ツォロフは今季F2の上位に位置し、以前にはイモラで旧型F1マシンのテストにも参加した。チーム代表のアラン・パーメインは、2つのシートに3人の候補がいる状況をすでに明言している。F1公式サイトによれば、ハジャーはレッドブルでフェルスタッペンと引き続き組むことが決まっており、上位チームへの昇格余地もレーシングブルズの選択に関係する。
リンドブラッドは今季に集中し、より良い走りをすることが自分の助けになると話した。確定した知らせを待つことが、日々の取り組みを変える理由にはなっていない。慣れ親しんだレッドブルの育成体制を背景に、残りのレースでの走りが自身で直接取り組める課題となる。
ローソンが強調する2度目のレッドブルでの機会
ローソンは今季、とくに後半戦で安定したパフォーマンスを示せたと考えている。1年前にはシートの選択を考えすぎ、それが走りにも影響したが、今年はできるだけ多くのポイントを獲得することに集中しているという。得点できなかったレースでも、自分にできることを果たせたと確認できれば意味があると評価している。

より重要な経験となったのは、負傷したハジャーの代役として再びレッドブルをドライブした期間だ。ローソンは2025年当初、準備時間が限られ、テストや練習にも影響があったと振り返った。今年再び同チームのマシンに乗った時には経験が増えていた。この機会によって、以前の短い在籍期間だけで評価されるのではなく、レッドブルのマシンを走らせる能力を示せたと考えている。
INKA SPORTS分析:新人の評価と現有ドライバーの価値
レーシングブルズは若手のF1進出を支えると同時に、レッドブルのために人材を育成、評価する役割も担う。ツォロフの走行機会は前者に、ローソンの代役としての経験は後者に新たな判断材料をもたらす。両者の価値は1回のFP1のラップタイムだけでは比較できず、正式発表前に育成方針から残留と離脱を断定することもできない。
F1公式サイトは、ローソンの代役経験がシート争いの重要な要素となり得ると分析した。これは選考の論理についての見方であり、チームが残留を約束したという発表ではない。今後の注目点は正式なラインアップ発表と、残りのレースで安定した走りを続けられるかだ。個別の強みが、そのまま最終決定になるわけではない。
まとめ:実績は判断材料、シートを確定するのは発表
ツォロフのFP1起用はレッドブルに評価材料を増やし、ローソンとリンドブラッドは現在のレースで競争に応えている。確認できるのは候補と機会であり、選択の結果はまだ分からない。FP1は評価材料を増やし、残りのレースは現有ドライバー2人の安定性を引き続き試す。