資料写真:北京時間2026年10月29日のU17女子ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でフランスと競り合う中国。本記事のブラジル戦ではない

北京時間11月2日未明、2026年FIFA U17女子ワールドカップ準々決勝で中国がブラジルに1対2で敗れ、4強入りを逃した。中国が先制したものの、ブラジルは後半に追い付き、87分に逆転。中国にとって初のベスト8進出となった大会は、ここで終わった。

前半のリードを後半に逆転される

央視の報道によれば、42分に呉逸晨がペナルティーエリアへ持ち込み、角度のない位置から強いシュートを決めた。中国はこのゴールで1対0とし、リードを持って後半へ入った。

後半開始直後にスコアが動いた。46分、ブラジルのクロスからエレナが至近距離で決めて1対1とし、中国のリードは後半の早い段階で消えた。

決勝点は87分だった。ブラジルの選手がゴールライン付近からヘディングでつなぎ、エレナが合わせてこの日2点目を記録。中国は同点に戻せず、1対2で敗れた。前半終了前、後半開始直後、試合終盤という三つの得点時点が、最も明確な展開の転換点となった。

PK戦突破から準々決勝での敗退へ

中国は北京時間10月29日の決勝トーナメント1回戦でフランスと規定時間を0対0で終え、PK戦を4対3で制していた。中国サッカー協会の公式記事によると、GK牛子琪が相手の1人目と5人目のPKを止め、中国初のワールドカップ8強入りに貢献した。

今回は前のラウンドとは異なる形で決着した。中国は規定時間内に得点し、リードも奪ったが、終盤に均衡を失って再びPK戦へ持ち込むことはできなかった。初の8強という前進を果たした一方、準決勝へ進む次の一歩はブラジルに阻まれた。

INKA SPORTS 分析と総括:初の8強と終盤に決まった勝負

ブラジルの2得点はいずれもゴール前へ送られたボールから生まれた。同点弾はクロスから至近距離で決まり、決勝点はゴールライン付近のヘディングによるつなぎから生まれた。フランス戦では0対0を保ちPK戦で進んだ中国だが、今回は先制しても結果を守れず、この二つのゴール前の場面が勝ち上がる側を変えた。

AFCは、ブラジルが準決勝でナイジェリアと対戦し、もう一方では朝鮮民主主義人民共和国と日本が顔を合わせると確認している。中国に残るのは初の8強という実績と、先制したノックアウト戦を逆転で落とした経験だ。いずれも今回の大会を評価する材料となる。