シャルル・ルクレールは2026年F1メキシコGP決勝後、初周にコース外からルイス・ハミルトンを抜いたことで受けた5秒加算は妥当だったと認めた。同時に、フェラーリ2台ともターン4を曲がり切れず、その後マックス・フェルスタッペンが間に入った状況が、即座に順位を返すかの判断に影響したと説明した。
処分への同意と当時の判断
初周の争いでフェラーリ2台はターン4でコース外に出て、ルクレールは芝生を横切って先頭へ出た。ハミルトンが勢いを失ったところをフェルスタッペンが抜き、順序はルクレール、フェルスタッペン、ハミルトンとなった。ハミルトンは無線でチームメートが首位を保ったことに不満を示した。
F1公式インタビューでルクレールは、2人ともコーナーを曲がり切れなかったため混乱した状況だったと振り返った。どうすべきか尋ねた後に順位を保ち、妥当な処分を受けたという。
さらに、ハミルトンが自分に3番手まで下がるよう求めていたのかは分からないと述べた。すでにレッドブルが2番手にいる以上、順位を維持して状況を見る価値があると考えたという。これは本人の判断の説明であり、スチュワードの違反認定を変えるものではない。

10秒の基準から5秒になった理由
F1の記事は処分の理由も引用している。ガイドラインの基準は10秒だったが、44号車のハミルトンも16号車の内側でコース外に出ていたこと、初周の早い段階だったことが軽減要因となり、加算は5秒に減らされた。
ハミルトンが問題にしたのは、処分が実際のレースへ与える影響だった。無線では先頭がクリーンエアを得る一方、後続は管理を強いられると訴え、時間加算だけでは順位が直ちに戻らないことに不満を示した。この点がフェラーリの決勝後の議論の焦点となった。
ルクレールはチームメートとチームで話す意向も示した。自分もターン1の争いに不満を持ち得るが、勝利を争う中での激しい攻防はレースの一部だとの見方を述べている。これはドライバーの立場であり、ハミルトンに対する別の違反認定ではない。
INKA SPORTS 分析と総括:処分を受け入れても議論は残る
今回の説明から分かるのは、5秒の処分を受け入れることと、チームメートが求めた即時の順位変更に同意することは別だという点だ。スチュワードはコース外での利益と軽減要因を判断し、ルクレールはフェラーリの間にフェルスタッペンがいる状況を、首位を保つ判断の一つの理由として示した。
最終的にフェラーリはハミルトンが2位、ルクレールが4位となり、1番、3番グリッドを勝利につなげられなかった。今後の内部協議では、勝利を争うこと、順位を返すこと、他チームと戦うことの間で、一貫した判断をどう下すかが問われる。現時点の発言は、2人が今回の件で合意したことまでは示していない。