FE公式インタビューに使用された、パリ・モーターショーでオペル車と写るテオ・プルシェールの資料写真。正確な撮影日は明示されていない

オペルのフォーミュラEチーム代表ヨルク・シュロットは、GEN4計画で12日間のテスト、約6000kmの走行を完了したと明かした。FE公式サイトが10月30日に掲載したインタビューで、初期から「非常に堅実な信頼性」を示し、重点が次第にレース運営の準備へ移っていると語った。

この信頼性評価はチーム自身によるものだ。シュロットによると、計画は2年以上前に始まり、車体と部品の設計、台上試験やシミュレーション、システム統合を経て走行テストへ進んだ。コース上では信頼性と全体構成を先に検証し、その後に性能を最適化した。記事には、共通条件で比較した各チームのラップタイムは示されていない。

信頼性の検証からレース準備へ

今後の節目はFIAホモロゲーション、レース車両の組み立て、シェイクダウン、スペインでのテストとなる。特にハラマの公式プレシーズンテストでは、車の細部の確認や改善に加え、チーム全体が実戦に近い条件で運営能力を示す必要があると強調した。

目標は、完全に準備した2台をハラマに持ち込み、最初から高い水準でレースの組織と運営を行える体制にすることだ。これはテスト車両で何kmを積み重ねたかとは異なる準備の指標になる。

FE公式のGEN4計画インタビューに使用されたオペル代表ヨルク・シュロットの資料写真。正確な撮影日は明示されていない

2026/27年のドライバーはミッチ・エバンスとテオ・プルシェールだ。シュロットは、両者がシミュレーターと実車テストに参加し、エンジニアへ意見を伝え、チームと密接に協力していると説明した。エバンスは10年間在籍したジャガーから移籍し、プルシェールは2023年F2王者として初のFEシーズンを迎える。

INKA SPORTS 分析:走行距離だけで準備完了と言えない理由

約6000kmは、継続的に走行し検証を進めてきた背景を示すが、決勝ペースで先行している証拠ではない。シュロットが述べる次の段階は、走る車から、2台、ドライバー、チームが一緒にレースの仕事を遂行する体制への移行だ。認証、組み立て、運営の練習は、本人が挙げた今後の節目として残っている。

FE公式カレンダーでは、2026/27年の開幕2戦が12月18日と19日にジェッダで行われる。ハラマは開幕前の合同テストであると同時に、オペルが2台とチームの準備を確かめる機会でもある。認証、シェイクダウン、運営上の課題をどこまで実際に終えたかが、走行距離だけよりも準備の進度を示すことになる。

まとめ

オペルはテスト規模を数値で示し、その後の作業も明確にした。GEN4の初期信頼性検証はレース運営の準備へ移りつつある。次に有用な進捗は、認証、2台の整備、ハラマでの運営課題が実際にどこまで完了したかとなる。