2026年10月22日の寧波オープンでバックハンドを打つディアナ・シュナイダー。写真はWTAの同試合レポートより。

第6シードのディアナ・シュナイダーは10月22日、アレクサンドラ・エアラを7-5、6-4で下し、4度目の寧波オープンで3度目のベスト8に進んだ。試合時間は1時間55分で、7度目のマッチポイントでようやく決着。次は第4シードのイバ・ヨビッチと対戦する。

最初の8ゲームはキープ、その後9ゲームで8ブレーク

左利き同士の対戦は、セット前半をサーバーが主導した。最初の8ゲームはすべてキープだったが、4-4でエアラがフォアハンドをミスし、初めてサービスを失うと流れが変わった。そこから9ゲーム中8ゲームがブレークとなり、唯一のキープはシュナイダーが2度目のサービング・フォー・ザ・セットで第1セットを取ったゲームだった。

WTAの統計では、第1セットはともにウィナーがアンフォーストエラーを上回り、シュナイダーが16対7、エアラが13対11。第2セットは逆転し、シュナイダーがウィナー13本、エラー16本、エアラが11本と19本だった。セット別の数値と連続したブレークが、安定したキープからサービスを守りにくい展開への変化を示す。

第2セット3-3でエアラがブレークポイントを2本しのぎ、このセット最初のキープを果たした。続いて5-3へ先行するブレーク機会を得たが生かせず、シュナイダーがキープ。その後相手のフォアのアウトから重要なブレークを奪い、5-4でサービング・フォー・ザ・マッチへ入った。

最終ゲームは7度のデュース、なかなか決まらない勝利

最後のゲームはデュースが7度あった。エアラは3度目のマッチポイントをドロップショットからパッシングショットの組み合わせでしのぎ、ブレークポイントも2度得た。しかし、その2本と最後の7度目のマッチポイントはいずれもリターンを返せず、シュナイダーがキープして2セットで終えた。

WTAが記録したオンコートインタビューで、シュナイダーは左利き同士ではスライスサーブや異なる回転、打ち方へ適応する必要があり、序盤の数ゲームで相手の強みと弱みを探れると語った。エアラは引かずに前へ入って積極的に打つと評価し、自身は前のラウンドより良かったとした。

初戦のプティンツェワ戦では2セットで計5本のセットポイントをしのぎ、今回は長い最終ゲームを経験した。2023年の寧波で準優勝、2025年は4強だった。次のヨビッチとの唯一の対戦は今年のドバイで、ヨビッチが6-4、1-6、6-0で勝った。公式ドローも今回の準々決勝の顔合わせを確認している。

INKA SPORTS分析:2セットの勝負にあった、三つの異なる段階

7-5、6-4だけを見れば、シュナイダーが終始わずかに優位だったと受け取りやすい。しかし実際は互いのキープ、集中的なブレーク、長い最終ゲームの三つに分かれる。最初の8ゲームはサーバーが安定し、次はリターナーが続けて成果を得て、最後は繰り返される機会の中でシュナイダーが守る必要があった。接近したスコアと約2時間の長さは、この過程で具体的に説明できる。

第2セットはともにエラーがウィナーを上回り、得点とミスの関係が第1セットから変わった。最後もエアラはドロップとパスでマッチポイントをしのぎ、2度のブレーク機会を得たが、どちらもリターンのミスで5-5へ戻せなかった。シュナイダーが7度目のマッチポイントでキープし、長いせめぎ合いを終えた。

まとめ

シュナイダーの収穫は、サービスゲームを何度も脅かされ、最初の6本のマッチポイントを逃しても、最後にキープを完成させたことだ。4度目の寧波で3度目のベスト8へ進み、次の第4シードのヨビッチとは今年のドバイの3セット戦以来の再戦となる。