キャデラックのメキシコGPプレビューに掲載されたボッタスの77号車の資料写真。撮影日は明記されていない

現地時間10月29日、キミ・アントネッリとバルテリ・ボッタスは体調不良のため、F1メキシコGPの木曜メディア活動を欠席した。両チームが当日発表した対応は休養と回復を目的とするもので、グランプリからの欠場は発表されていない。メディア活動の欠席と、その後にマシンを走らせられるかどうかは、分けて捉える必要がある。

キャデラックは声明で、ボッタスが体調不良により当日のメディアデーに参加できず、回復のために1日休養すると説明した。チームは予防的な措置であり、声明発表時点では週末の残りのセッションへの参加に影響しないとしている。今後も状態を確認し、必要に応じて情報を更新する方針だ。

メルセデスによると、アントネッリはウイルス性の病気から回復する途中で、当日も体調が優れなかった。週末の走行前に休養できるよう、予防措置としてFIAが義務付けられたメディア活動の免除を認めた。チームは現地時間10月30日金曜日の復帰を見込んでいた。

ただし、両チームが明らかにした病状の情報は同一ではない。メルセデスはウイルス性の病気に言及した一方、キャデラックはボッタスの具体的な原因を公表していない。2人が同じ病気だと判断する根拠はなく、復帰の見込みを、すでに回復して参加を再開したという確認と同一視することもできない。

メルセデス公式ドライバーページのアントネッリのポートレート。撮影日は明記されておらず、今回の体調不良時の写真ではない

ハータのFP1出走は体調に関する声明より前に決定

ボッタスの体調については、キャデラックのFP1出走計画とも区別する必要がある。チームは10月27日に公開したメキシコGPプレビューで、コルトン・ハータがボッタスのマシンを駆り、今季5回目のフリー走行1回目に参加すると、すでに発表していた。

このプレビューは10月29日の体調に関する声明より前に公開されている。したがって、ハータのFP1出走はボッタスが体調を崩したため急きょ決まった交代ではなく、ボッタスが週末全体を欠場することを示すものでもない。走行計画と健康状態の更新は、時期も目的も異なる発表だ。

これらの声明の時点で、両チームは回復と経過の確認を重視していた。次に確認すべきなのは、アントネッリがチームの見込みどおり復帰するか、そしてキャデラックがボッタスの参加状況を更新するかだ。新たな公式説明や実際の出走が確認されるまでは、木曜メディア活動の欠席をレース欠場へと拡大して解釈すべきではない。