フォーミュラE(FE)は10月12日、ジェイク・ヒューズが2026/27シーズンにフルタイムのシートへ戻り、CUPRA KIROでペペ・マルティと組むと確認した。チームは同日、パリ・モーターショーで第4世代車(GEN4)のカラーリングを公開し、蛍光イエローとカッパーを組み合わせ、FEの世代交代後最初のシーズンを迎える。
1年間のリザーブ業務を経てフル参戦へ
ヒューズは2023~2025年にFEへ参戦し、マクラーレン、マセラティで走った。2024年上海で2位となり初のFE表彰台を獲得し、2025年ジェッダではマセラティに3位をもたらした。選手権を知る経験があるが、新世代の車両には改めて適応する必要がある。
マセラティを離れた後、ヒューズは2025/26シーズンにマヒンドラのリザーブを務め、マクラーレンF1のテストとシミュレーター業務も続けた。今回の契約で、代役の機会を待つ立場から、シーズン全体のレースを担当する役割へ戻る。
CUPRA KIROの新車は近年の蛍光イエローを継承し、CUPRAのカッパー色を加えた。発表で新シーズンの外観が決まり、チームは新技術とドライバーの組み合わせが上位争いを助けると期待するが、これはなおチームが掲げる目標である。

チームは速さと開発フィードバックの両方を評価
ラッセル・オヘイガン代表は公式契約発表で、ヒューズは1周の速さを常に強みとし、FEとF1で積んだ車両開発経験も価値があると述べた。ヒューズはプレシーズンテストを楽しみにし、GEN4の速さと技術特性が自身の運転に合うことを望み、レース優勝を目指している。
INKA SPORTS 分析:世代交代でヒューズを選ぶ理由
この選択は、実戦と新車開発という2つのニーズに応える。上海とジェッダの表彰台はFEで上位を争える記録であり、この1年のリザーブ、テスト、シミュレーター業務は開発への関与を保った。オヘイガンが両方を契約理由に挙げたのは、結果と新車理解の両面を期待していると示す。
2つの経験の役割は異なる。旧世代車での成績は過去の走りを示すが、GEN4での順位を直接示すことはできない。開発経験も、実際のフィードバックとセッティング作業を通じて生かす必要がある。新陣容が有効かは、まずプレシーズンテストで2人が新車を順調に使えるか、次に実戦で1周の速さを継続的な得点へ変えられるかで見ることになる。
まとめ
CUPRA KIROはヒューズとマルティのコンビを決め、GEN4のカラーリングも公開した。ヒューズの実戦記録と開発経験は、新世代に向けたチームの2つのニーズに応える。ただし上位を争う目標は、新車の実車テストと正式なレースで実現する必要がある。