2026年ブラジルGP週末のハミルトン

2026年ブラジルGPはパワーユニット交換によって決勝グリッドが大きく変わる。フェラーリの交換確認を含むF1公式の報道によると、ハミルトン、ルクレール、フェルスタッペン、ペレス、ラッセルが関連ペナルティを受ける。ハミルトンはFP3後にさらにPU全体を交換し、最後方からのスタートとなった。

ハミルトン:10グリッド降格後にPU全交換

フェラーリの2台には当初、内燃機関の年間使用基数超過により10グリッド降格が科された。しかしハミルトンの新しいユニットはFP3で振動、パワー低下、コックピット内の煙を発生。点検を経て予選前に全交換が決まった。予選には出走し、エンジンの作動確認と雨の中での車両確認を進めながら決勝用タイヤを温存した。

ハミルトンは予選11番手で、F1公式のその後の報道では決勝20番手となる。ルクレールはQ3で4番手を記録し、降格後は14番手。ウエット走行で多くを学んだと語り、変わりやすい天候を生かして表彰台を目指したいとしている。

フェルスタッペンとペレスは最後方へ

フェルスタッペンは内燃機関、ターボチャージャー、排気系の使用基数超過で合計30グリッド分の降格。Q1通過後はQ2でアタックせず、予選16番手となり、公式報道では決勝21番手から出走する。問題が見つかったため今回ペナルティを受けることにしたと説明し、後方からの追い上げを目標に据えた。

2026年ブラジルGP週末にチームと話すフェルスタッペン

キャデラックのペレスもフェラーリ製内燃機関、ターボ、MGU-Kの交換で最後方へ下がる。ラッセルには既に5グリッド降格が決まっており、予選2番手から決勝7番手へ。予選5番手のローソンと6番手のヒュルケンベルグは、それぞれ3番手と4番手に上がる。ローソンとヒュルケンベルグがそれぞれ2つ順位を上げるのは、予選で前にいたラッセルとルクレールがともに後方へ下がるためだ。ハミルトン、フェルスタッペン、ペレスはもともと2人より予選順位が低く、その最後方降格でさらに1つずつ繰り上がるわけではない。

部品の基数超過がグリッド処分になる仕組み

F1公式による今回の規則説明では、同種の部品の最初の基数超過は10グリッド、その後の超過は通常5グリッドの降格となり、同一大会の処分は累積する。15グリッドを超える降格では最後方からスタートする。実際の発車位置は個別の裁定とグリッド編成に基づく。

処分があっても予選に出る理由とリスク管理

ハミルトンは今回の予選をテストと表現した。F1公式メディアには、エンジンの作動と雨での車の感触を確認し、ウエットの決勝に必要となるタイヤを温存することが優先だったと説明。予選11番手は競争力の目標が11位だったという意味ではなく、最後方への処分が決まった以上、予選順位を上げても同じだけ発車位置を取り戻せない状況だった。

フェルスタッペンは問題が見つかり、ここで処分を受けることにしたと説明し、どこまで戻せるかは決勝次第とした。インテルラゴスでは2024年に17番手から優勝、2025年にピットレーンから3位まで追い上げているが、その実績が今年の再現を保証するわけではない。今回はQ1でタイムを残してQ2の追加リスクを避けたものの、21番手から交通と追い抜きに向き合うことになる。