400回目を前に、今もポールを争う
2026年サンパウロGPは、ルイス・ハミルトンにとってF1決勝通算400回目のスタートとなる予定だ。41歳の英国人はブラジルで節目を迎え、フェルナンド・アロンソに続く2人目の到達者となる。
F1公式の事前記事は、ハミルトンの世界王座7回、106勝、ポールポジション105回を紹介した。直近のポールは前週のメキシコで獲得したものだ。20シーズン連続の参戦は長いキャリアを示すが、ライバルが注目するのは出走数だけでなく、現在も発揮している速さである。
ハミルトンは、今も若さを感じ、速さや献身、集中力を保っていると語った。ブラジルで400回に到達することは特別だという。将来の500回という可能性も完全には否定していない。
ライバルが評価する継続的な意欲
すでに445戦に出走しているアロンソは祝意を示し、現在の長いカレンダーが出走数の積み上げに役立つことにも触れた。一方で、競争力を保つことが重要だとした。インテルラゴスで自身44回目のスタートを迎えるアントネッリは、ハミルトンとセナを憧れの存在に挙げ、41歳になっても同じような意欲を持ちたいと語った。
3シーズンにわたりチームメイトだったラッセルは、コース内外での影響力と、1シーズンも休まず取り組んできた姿勢を評価した。2026年は2021年以来で最も良いシーズンかもしれない、というのがラッセルの見方だ。

ノリスは、ルクレールと競い合うハミルトンの実力に言及した。王座を獲得しても意欲が尽きるとは限らず、その先でも勝利を追求できる。その姿は、自らの長い将来を考える若手にとって参考になっている。
コース外の活動と現在のフェラーリでの協力
F1公式は音楽、ファッション、映画での活動も振り返った。ハミルトンはXNDA名義でクリスティーナ・アギレラの「Pipe」に参加し、2025年Met Galaの共同ホストを務め、映画「F1/エフワン」の製作にも携わった。今年7月には、提携先とともにトレーディングカード事業の最初の旗艦店をフランクフルトに開いた。
発端はメキシコのオープニングラップだった。ルクレールがポールから出たハミルトンに仕掛け、2台ともワイドに膨らんだ。ルクレールは先頭で復帰し、ハミルトンはフェルスタッペンの後ろの3番手に下がった。ルクレールには5秒加算が科され、ハミルトンはレース後、2人の争いについて真剣に話し合うよう求めた。
現在のレースに話を戻すと、ブラジル予選後のSky Sports F1の取材で、ハミルトンはルクレールとの対話を説明した。メキシコのオープニングラップで争った後、真剣な話し合いを求めていたが、今回は2人が直接座って意見を交換し、問題を解決したという。バスール代表が一方的に解決を宣言したという意味ではない。
互いへの強い敬意は残っており、どちらも追加の要求は出さず、それぞれの考え、改善点、支え合う方法を話したと説明した。400回という節目は、現在の競技上の課題とも重なる。長い歩みを振り返る一方で、今のマシンで得られる機会を結果に結び付けるには、引き続きチームメイトとの協力が必要となる。