10月9日のシンガポール・スプリント予選で、ウィリアムズはアレクサンダー・アルボンが19位、カルロス・サインツが22位となり、2台とも第1段階で敗退した。チームの走行後のコメントによれば、一時的なパワーの問題、ブレーキ調整、操縦の難しさが重なった。代表のジェームズ・ボウルズも、すべてを外部要因のせいにはしなかった。
計測周への妨げと、終日続いた走りにくさ
F1公式サイトが掲載したチームの走行後コメントで、サインツは複数のマシンがソフトウエアの問題の影響を受け、自身も計測周で一時的にパワーを失い、タイムを損ねたと説明した。また、フリー走行1回目のブレーキ問題により、チームは必ずしも理想的ではない調整を強いられたとした。
サインツは、その周自体もミスのない走りではなく、8コーナーでタイヤをロックさせたと認めた。最終タイムは1分37秒376。パワーの途切れとドライビングミスが同じ周に起きており、最終タイムだけでは、それぞれによるロスを切り分けられない。
アルボンは1分36秒130で予選を終えた。フリー走行1回目とはマシンの感触が大きく異なり、自身もサインツも操縦に苦労したうえ、第1段階のソフトウエア問題が状況をさらに悪化させたという。チームはデータを通じてこの変化を理解する必要がある。

ボウルズ:モードの問題は響いたが、マシンも十分に速くない
ボウルズによれば、第1段階の赤旗後にオーバーテイクモードの起動方法に問題が発生し、チームのラップタイムに影響した。FIAが十分に調査すると信じていると述べた。
同時に、この問題を除いてもウィリアムズのパフォーマンスは期待に届かなかったと認めた。問題がなければ、2台とも第2段階へ進むチャンスはあったと考えている。全結果はシンガポール・スプリント予選のレポート。
INKA SPORTS 分析:パワーの妨げを除いても、解決するのは課題の一つ
チームには異なる2つの作業がある。一時的なパワーロスについては、その時に機能が正しく作動していたかを確認する必要がある。一方、両ドライバーが共通して挙げた操縦の難しさは、マシンの状態とセットアップ自体を調べる課題だ。前者が解消されても、サインツのブレーキへの違和感が自動的になくなるわけではなく、アルボンがフリー走行1回目とは異なる感触を覚えた理由を説明することにもならない。
10月10日夜のグランプリ予選で、パワー関連機能が正常に働くなか、両者がより安定したラップをまとめられれば、チームはセットアップの効果をより明確に評価できる。
まとめ
ウィリアムズの金曜には明確なパワーへの妨げの手掛かりが残り、同時に両車に共通する操縦上の課題も露呈した。この敗戦を検証するには、一過性の出来事と持続する走りにくさを別々に突き止める必要がある。チームは第2段階に進める可能性があったと考えているが、実際の改善は有効なタイムとして示さなければならない。