10月10日のインドネシアGPスプリントで、マルク・マルケスがドゥカティに優勝をもたらし、フランチェスコ・バニャイアは8位となった。チームのレース後の発表で、2人は異なる課題を挙げた。マルケスは追走とリスクのバランスを調整する必要があり、バニャイアは序盤の遅れについて、リアタイヤがなかなか機能しなかったことを指摘した。
3周目を境に追走方法を変えたマルク・マルケス
マルク・マルケスは4番手からスタートし、発進後に2番手へ浮上した。当初の最優先事項はホルヘ・マルティンに対する失点をできるだけ抑えることだったため、優勝できて非常に満足していると語った。
序盤にマルティンを攻めるつもりだったが、3周目に危ない場面があり、相手に接近し続けるのは難しいと認識したという。自身のペースが徐々に向上し、マルティンが問題を抱えるなか、残り5周で首位に立った。
先頭に出てからは安全マージンを残し、すべての区間で限界まで攻めることはしなかった。とりわけ、第2セクターではドゥカティにまだ難しさがあると理解していたと説明した。

バニャイア:終盤の速さは悪くなかったが、序盤に失いすぎた
10番手から出たバニャイアはスタート後に8番手へ上がり、その順位を守ってフィニッシュした。終盤にはファビオ・クアルタラロを抑えた。レース後、リアタイヤに十分なエネルギーを入れられず、7周目を過ぎるまで温度が上がらなかったため、序盤から大きくタイムを失ったと説明した。
バニャイアはこれを自身のパフォーマンスに起因するものと捉えている。終盤の速さは悪くなかったが、序盤の苦戦がその後の追い上げを難しくしたと考えている。また、第2セクター以外でも、好走したチームメイトほど効率よく走れていなかったという。全リザルトはインドネシアGPスプリントのレポート。
INKA SPORTS 分析:13周のレースでは、タイヤの立ち上がりの遅れを取り戻しにくい
このレースはわずか13周だった。バニャイア自身の説明によれば、リアタイヤが機能する頃にはレースの半分以上が終わっていた。終盤にペースを上げられても、追いついて抜くための距離は大幅に短くなる。最後の数周だけを見れば、序盤に失った時間の重みを過小評価することになる。
マルク・マルケスが直面したのは別の選択だった。3周目の危機は、接近したまま追走を続けることに追加のリスクがあると知らせた。その後、先頭に立った時には第2セクターの弱点を把握しており、余裕を残すことが首位をフィニッシュまで守る助けになった。この勝利にはペース管理に加え、前を走る相手が問題を抱えた際の好機をつかんだ側面もある。
まとめ
ドゥカティの優勝は、マンダリカで両車が理想的な状態にあったことを意味しない。マルク・マルケスは好機をつかんでリスクを抑えた一方、バニャイアの終盤の速さは出てくるのが遅すぎた。日曜の決勝は27周の予定であり、バニャイアが序盤のロスを減らせるか、マルケスがなお弱点の残る区間でペースを維持できるかが注目される。