2026年10月11日、シンガポールGPでレッドブルの姉妹チームのウエアを着て取材に応じるリアム・ローソン。

リアム・ローソンは10月10~11日のシンガポールの週末に、スプリント5位、決勝7位と2度入賞し、計10ポイントを得た。F1公式が12日に掲載したレース後インタビューで、レッドブルの姉妹チームの走りに満足したが、2027年のシート獲得が保証されたとは捉えていなかった。

2度得点しても、ドライバー陣容は未定

来季の去就についてローソンは、この時期にシートを聞かれるのは普通で、今は毎週末ポイントを取ることに集中すると答えた。3連戦の負担は大きかったが、チームは各戦で得点し、自身も3戦すべてで得点したかったと述べた。

F1公式が11日に掲載したインタビューで、姉妹チームのアラン・パーメイン代表は2027年の陣容を今後数週間で決めると述べたが、日付は示さなかった。2席を3人で争う選択と説明し、現役2人のほかにF2で走る若手候補がおり、適切な組み合わせを選ぶため、もう少し時間を使いたいとした。

選考基準ではパーメインは速さを重要視し、同時に若手を育て、成長を助ける役割も強調した。そのため姉妹チームは、今何ができるかと将来どこまで到達できるかの両方を考える必要がある。

10ポイントは異なる2つの経路で得た。乾湿が入り交じるスプリントでは、最終周のマクラーレン2台の接触を避け、5位へ上がり4ポイント。決勝では序盤に重要な追い越しを決め、ヒュルケンベルグとラッセルを後方に抑え、7位で6ポイントを得た。事故の回避と、コース上の順位獲得・維持の両方が得点へつながった。

2026年10月11日、シンガポールGPの取材エリアにいる、レッドブルの姉妹チームのアービッド・リンドブラッド。

リンドブラッドは自身の状態に注目

もう1人の姉妹チームのドライバー、アービッド・リンドブラッドは9番手から出て、決勝15位だった。1周目のターン1手前で複数台に挟まれ、接触を避けるためブレーキを踏み、いくつも順位を失ったと述べた。

リンドブラッドは、運転しながら車両の問題にも対処し、ストレートで抜かれたこともあったと述べた。ただし困難のすべてをマシンに帰してはいない。予選の1周には比較的満足しても、最近の自身の走りは最良ではないと考え、チームと原因を調べ、オースティン前に立て直したい意向だ。

INKA SPORTS 分析:10ポイントを得てもシートが確定しない理由

姉妹チームの陣容選択には、若手へ機会を与える役割もある。現役2人を残せば実証した実戦能力に引き続き頼り、F2候補を入れるなら1席を空け、育成目標を陣容へ反映する必要がある。パーメインが現在の速さと将来の成長を同時に重視するのは、異なる組み合わせを比較する必要を示す。ローソンのシンガポールの成績は、今の得点能力の実績を強めたが、長期的な人選の判断はまだ残る。

リンドブラッドの状況は、現行コンビの評価にも、本人の走りとレース条件の区別が必要だと示す。予選の1周には満足していても、決勝には1周目に複数台に挟まれたこと、車両問題、自身の調子という複数の課題があった。今後、同様の車両問題がなくても1周目の順位後退や予選から決勝へのつながりの難しさが繰り返されるなら、自身の状態への懸念は残る。改善すれば、成長を評価する新たな実績となる。

まとめ

シンガポールはローソンのシート争いに実際の得点実績を加えたが、姉妹チームが選ぶのは現在の実戦能力と若手育成の組み合わせだ。次のレースでは、ローソンが機会を継続して得点へ変えられるか、リンドブラッドが1周目と決勝を改善できるかが試される。最終陣容と説明は、チームが現在の貢献と将来の成長をどう比較したかを示すことになる。