ルワンダとF1が10年間の開催合意に達した後、設計者はブゲセラの新サーキットの詳細を追加公開した。約6キロ、反時計回り、17コーナーで、1周の標高変化は197メートルを予定する。元F1ドライバーのアレクサンダー・ブルツは、F1公式が10月13日に掲載した紹介で、山の斜面と湖が場所選びを決め、設計でも追い越しの条件をつくりたいと述べた。
2つの丘と湖がレイアウトの出発点に
ブルツによると、市街地コース、旧空港の利用、ほかの場所も検討したが、ブゲセラの丘と湖を見て最適な場所と判断した。新施設は2028年初めの開業を予定するキガリ新国際空港に近い。F1初開催はなお2030年代初めの予定で、具体的な日付は発表されていない。
ブルツとティルケの設計陣は、運転の難しさとレースの争いを両立させたい考えだ。ティルケは、追い越し地点を設け、異なる戦略が機能する余地をつくり、観客をコースに近づけることを強調した。全体レイアウトは未公開で、現在の画像は計画のデザイン展示である。
計画はF1コースだけでなく、カート施設、運転体験センター、オフロード施設も含む。パドック建築はルワンダの建築様式を取り入れ、多目的施設はコンサートなどにも使う予定だ。これらは計画上の用途であり、すでに稼働している施設とは見なせない。

公表済みのコース計画
| 項目 | 現在の計画 |
|---|---|
| 全長 | 約6キロ |
| 走行方向 | 反時計回り |
| コーナー数 | 17 |
| 1周の標高変化 | 197メートル |
| 全体レイアウト | 未公表 |
| 初開催時期 | 2030年代初め、具体的な日付は未定 |
キガリの標高は約1500メートル。ブルツは、低い気圧が空気によって生むグリップに影響するため、シミュレーションに条件を取り込み、コーナーの横断勾配、すなわち路面が左右に傾く度合いを調整していると述べた。これはコースに沿った上り下りの縦方向の起伏とは別の設計要素である。
INKA SPORTS 分析:起伏に加え、追い越しの条件をどうつくるか
山地は特徴的な運転体験を生むが、高低差そのものが後続車の攻撃を保証するわけではない。ブルツが紹介したシミュレーションは、コーナーの横断勾配、前後輪への負荷、その後の長い直線を合わせて考え、守る車が次の直線前に不利な条件へ置かれることを狙う。出口での争いの条件を通じ、後車が接近して抜く余地を残すのが目標である。
設計者が難しさとレースでの競り合いの両方を強調する理由はここにある。前者はドライバーが1周をどう走るか、後者は2台が接近した後に有効な攻防が生まれるかに関わる。現段階で示されたのは設計方針だ。最終的なコーナーと直線の接続、異なる車両が実際に追走した際の挙動が、シミュレーションの目標を試すことになる。
まとめ
ルワンダの計画は、大きな高低差だけを目指さず、自然の起伏と攻防に適したコーナーを組み合わせようとしている。約6キロと17コーナーが規模を示すが、全体レイアウト、建設進捗、実際の運用が、設計を実現できるかを判断する鍵となる。10年間の開催合意や初開催時期などの背景は、過去の記事を参照。