2026年10月10日、シンガポールGP予選後にポールを喜ぶマックス・フェルスタッペン。

10月10日、2026年F1第17戦シンガポールGP予選で、マックス・フェルスタッペンが0.054秒差でシャルル・ルクレールを破り、ルイス・ハミルトンが3位だった。最速ラップではフェラーリが第2セクター、レッドブルが最初と最後で速かった。全順位はシンガポールGP予選レポート。

計時は1周を3区間に分け、合計がラップタイムとなる。各自が実際に走った最速ラップを比べると、最終差だけよりポール争いが分かる。フェラーリ2人は中盤で時間を取り戻したが、最後までにほかの区間の損失を埋められなかった。

ルクレールは第2で0.130秒回復、第3で0.161秒損失

ポールの1分31秒373は、27.002秒、38.531秒、25.840秒。ルクレールは最後の試みで1分31秒427、各区間は27.025秒、38.401秒、26.001秒だった。

第1終了時の0.023秒遅れから、第2で0.130秒取り戻し、最速ラップの累積比較では0.107秒先行した。しかし第3で0.161秒遅れ、最後は0.054秒の劣勢へ変わった。第3が2本の最速ラップの勝敗を反転させた。

2026年10月10日、シンガポール予選でピットレーンを通るルクレールのフェラーリ。

ルクレールはQ3最初の1分31秒661から最後のアタックで0.234秒短縮した一方、フェルスタッペンは最初にポールタイムを出し、最後の1分31秒625では更新できなかった。ルクレールは差を縮めても、相手の最初のタイムに届かなかった。

ハミルトンは中盤でさらに速く、第1の損失も大きい

ハミルトンは1分31秒496。第2の38.258秒はフェルスタッペンより0.273秒、ルクレールより0.143秒速い。しかし第1の27.273秒でフェルスタッペンより0.271秒遅く、第2セクターで稼いだ時間のほぼすべてを失っていた。第3でさらに0.125秒遅れ、最終差は0.123秒だった。

下表はそれぞれの実際の最速ラップの区間で、異なる周の最良値を組み合わせた「理論ラップ」ではない。単位は秒、ラップ全体は分:秒で表記。

ドライバー 第1セクター 第2セクター 第3セクター ラップタイム
マックス・フェルスタッペン 27.002 38.531 25.840 1:31.373
シャルル・ルクレール 27.025 38.401 26.001 1:31.427
ルイス・ハミルトン 27.273 38.258 25.965 1:31.496

INKA SPORTS 分析:中盤最速でもポールに届かなかった理由

ルクレールの課題は最終セクターに集中した。最初の2区間の合計では差を逆転していたが、その優位をフィニッシュまで保てなかった。ハミルトンは第2セクターで稼いだ時間のほぼすべてを第1セクターの遅れを埋めるために費やしたため、中盤でチームメートより速くても、1周全体ではルクレールを下回った。2人の得失は同じではない。

まとめ

フェラーリがポールに届かなかった要因は第2セクター以外にあり、2人がタイムを失った区間も異なる。比較は3人の予選最速ラップだけを対象とし、どの区間で差が生まれたかを特定できる。ドライビング、マシンのセットアップ、走行時刻による路面条件がそれぞれどの程度影響したかを判断するには、ドライバーのコメントと詳細なデータを併せて検討する必要がある。