ランド・ノリスは10月8日のシンガポールGPメディアデーで、マクラーレンが直近2戦で続いた直線速度の問題を集中的に調査しており、今週末の改善に期待しているが、まずコース上で検証する必要があると述べた。同日F1公式サイトが掲載したインタビューでは、最近はドライバーもチームも本来の水準に達しておらず、さらに向上しなければならないと認めた。
コーナー脱出は良くても、直線速度が伴わない
ノリスは、時にはコーナーをより良く立ち上がっても、その後の直線で遅くなることがもどかしいと説明した。自身の判断では、この速さの不足は直近2度の予選で2つから3つの順位に影響したという。
セパン以降のチームの作業には、直線の問題だけでなく、以前のマシン全体のパフォーマンスをどう取り戻すかも含まれる。ノリスは技術的な詳細を明かさず、チームが多くの作業を行い、ドライバーもレースの実行面から改善点を学んだと述べるにとどめた。
バクーでも遅く、セパンの路面だけには帰せない
コースの違いについてノリスは、セパンの荒れた路面が影響した可能性はあるが、バクーでも十分速くなかったため、マレーシアだけの問題とは見なせないと語った。直近2戦のレイアウトがマドリードなどほどマクラーレンに合わなかったことは認めつつ、どんな特性のコースでもチームはパフォーマンスを高める必要があると強調した。

シンガポールはノリスが近年好成績を残している舞台で、2024年にはポール・トゥ・ウインを達成し、2023年と2025年にも表彰台に立った。ただし本人は、ここでは直線性能の影響が最近の週末ほど大きくないと指摘する。マシンにより合うコースレイアウトは機会をもたらすとともに、同じ問題を観察する条件も変える。
INKA SPORTS 分析:順位の回復と直線問題の解消は分けて判断する
ノリスの2つの説明は合わせて考える必要がある。速度問題は2戦続き、一方でシンガポールは直線の弱点が1周に与える影響を小さくする。週末の順位が上がっても、そこにはコースがマシンに合う要素が含まれ得るため、直線速度の問題自体が解消したかは別途確認しなければならない。この区別は、バクー、セパン、シンガポールの特性に関する彼の具体的な比較に基づく。
直線の問題自体を検証するには、チームが期待通りの速度回復を確認したかに注目し、コーナー脱出時の状態、スリップストリーム、エネルギー使用など、比較可能な条件での実際のデータと照らす必要がある。1大会の最終順位にも価値はあるが、コーナー、実行精度、相手の走りにも左右される。集中的な調査はすでに行われているものの、修復の効果は実走での証明を待つ。
まとめ
マクラーレンはシンガポールでシーズン中盤の競争力へ再び近づきたいと考えているが、ノリスは直線速度の改善には実走の検証が必要だと強調する。今後は全体のパフォーマンスが回復するかと、直線速度がチームの期待に達するかを分けて見るべきだ。前者は成績をもたらし、後者こそ今回の調査の核心に直接答える。