2026年10月9日、F1シンガポールGPフリー走行1回目。ジョージ・ラッセルが63号車のメルセデスでコーナーを走る。

10月9日、2026年F1第17戦シンガポールGPは、マリーナベイ市街地サーキットで今週末唯一のフリー走行を終えた。ジョージ・ラッセルが1分32秒274で首位、シャルル・ルクレールが0.198秒差で2位、ランド・ノリスが0.273秒差で3位だった。

最後の5分で首位交代

走行は現地時間16時30分に始まり、多くのドライバーがまずハードタイヤで周回を重ねた。路面のグリップが向上するにつれ、ノリス、ルクレール、アントネッリが順にその時点の最速タイムを更新。終盤にはハミルトンが1分32秒821で一時首位に立ったが、その後ラッセルが最後の5分に全体最速を記録し、そのままトップを守った。

ハミルトンは最終4位、ピアストリは5位で、それぞれ0.499秒差、0.564秒差だった。フェルスタッペンは1分33秒006で6位となり、ミディアムで自身の最速タイムを出したドライバーのなかでは最上位。アントネッリもミディアムで7位となり、最後のアタックでは16コーナーで膨らんだ。

2026年10月9日、F1シンガポールGPフリー走行。ニコ・ヒュルケンベルグが27号車のアウディを走らせる。

ヒュルケンベルグの停止でバーチャルセーフティカー

残り20分に近づく頃、ヒュルケンベルグがピット出口付近で停止し、無線でギアボックスの問題を報告した。短時間バーチャルセーフティカーが導入され、マシンはその後ピットへ押し戻された。ヒュルケンベルグの周回数は最少の16周。サインツは最多の31周を走った。ノリスも9コーナーでウォールへの衝突を避けるためランオフエリアへ出た場面があった。

ハジャー、ガスリー、ローソンがトップ10を締めくくった。アロンソは14位、サインツは15位で、キャデラックのペレスとボッタスが最後の2人に並んだ。全22名が有効タイムを記録した。

この順位表はタイヤと走行時間帯を踏まえて読む必要がある。ラッセルら上位勢は終盤にソフトでアタックした一方、フェルスタッペンとアントネッリの最速タイムはミディアムによるものだった。走行中の路面温度は53度に達し、夜のスプリント予選は別の条件に直面する。シンガポールはスプリント形式のため、ドライバーに与えられる練習はこの1時間だけで、次はスプリント予選へ進む。フリー走行1回目の順位そのものがグリッドを決めることはない。

シンガポールGPフリー走行1回目 全結果

順位 カーナンバー ドライバー チーム 最速タイム 首位との差(秒) 周回数
1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:32.274 — 28
2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:32.472 +0.198 26
3 1 ランド・ノリス マクラーレン 1:32.547 +0.273 24
4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:32.773 +0.499 26
5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1:32.838 +0.564 27
6 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1:33.006 +0.732 22
7 12 キミ・アントネッリ メルセデス 1:33.525 +1.251 28
8 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1:33.723 +1.449 27
9 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1:34.038 +1.764 26
10 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1:34.155 +1.881 25
11 87 オリバー・ベアマン ハース 1:34.331 +2.057 29
12 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1:34.476 +2.202 27
13 31 エステバン・オコン ハース 1:34.481 +2.207 25
14 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1:34.495 +2.221 27
15 55 カルロス・サインツ ウィリアムズ 1:34.651 +2.377 31
16 5 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1:34.736 +2.462 25
17 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1:34.805 +2.531 30
18 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1:34.884 +2.610 16
19 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1:34.983 +2.709 27
20 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1:35.268 +2.994 26
21 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1:35.299 +3.025 21
22 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1:35.620 +3.346 25