2026年10月8日、シンガポールGPメディアデー。パドックにいるレッドブルのマックス・フェルスタッペン。

セパンでの今季初勝利によって、レッドブルは再び優勝の機会を見いだした。10月8日のシンガポール・メディアデーで、フェルスタッペンはマリーナベイ初勝利を狙うと語ったが、このコースは過去に必ずしもレッドブルの力を引き出せる場所ではなかった。

3度の2位を経ても、なおマリーナベイへの適応が必要

F1公式サイトによれば、フェルスタッペンのシンガポールでの最高成績は2位で、2018年、2024年、2025年に記録している。本人は、市街地レースでは多くの条件が同時にかみ合う必要があり、レッドブルが優位だったシーズンにも、ここでは勝てなかったと説明した。

フェルスタッペンは、シンガポールはバクーともモナコとも異なり、ほかのチームも強さを発揮し得ると考えている。今年のマシンがマリーナベイにより合うことを望んでいるが、勝利の保証はないと強調した。

シーズン残りの目標は、もう1勝を挙げること。好調を継続したいとしつつ、レッドブルは地に足をつけ、段階的な改善を続けなければならないと述べた。

ハジャーはアップグレードを評価、バッテリー問題は分析中

もう1台のレッドブルもセパンで表彰台に近づいたが、ハジャーはバッテリー問題によって最終的に5位へ下がった。シンガポールで彼は、分析はなお続いている一方、前戦の出来事が今週末に影響するとは考えていないと述べた。原因を十分に理解したいとし、シンガポールの準備へ移っていても、故障の細部を振り返り続けるという。

2026年10月8日、シンガポールGPメディアデー。レッドブルのアイザック・ハジャーがパドックへ到着する。

ハジャーは、最新のアップグレードがマシンを上位争いへ戻す助けになったと評価した。シーズン序盤に後退した後、レッドブルは安定していても際立たない結果を残しており、最新のアップグレードでさらに改善したと振り返った。フェルスタッペンの走りも評価した。

INKA SPORTS 分析:レッドブルはセパンの競争力をシンガポールへ持ち込めるか

セパンではフェルスタッペンが優勝しただけでなく、ハジャーも一時表彰台に近づいた。これは1台の成績だけよりも、マシン全体の競争力を判断するうえで有用な手掛かりとなる。もう1台も上位争いに加われたことは、アップグレードが有効だったというハジャーの説明とも呼応する。

マリーナベイで両車が予選とロングランでも上位に近づけるかは、この競争力がコースをまたいで続くかを測る具体的な試金石になる。同時にハジャーの後退は、表彰台を争う速さも安定して完走して初めて成績になることを示した。そのため、バッテリー問題の分析はコースへの適応と同じく重要だ。

まとめ

セパンで2台が上位争いに加わったことは、レッドブルが引き続き優勝を狙う根拠となる。一方、バッテリー問題による順位低下で、信頼性も改善すべき要素となった。シンガポールではマシンをマリーナベイに適応させると同時に、故障で再び順位を失うことを避ける必要がある。