11月7日、2026年F1第20戦ブラジルGPのフリー走行3回目がインテルラゴスで行われた。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが1分11秒622を記録し、メルセデスのキミ・アントネッリを0.025秒上回った。ランド・ノリスは0.131秒差、ジョージ・ラッセルは0.184秒差で続いた。
ミディアムで走行し、残り15分からソフトへ
現地11時30分に始まり、雨と雷雨が懸念されたが各チームは出走を急がなかった。約10分の時点では全車がピレリのミディアムを使用。ステアリングの問題を報告したアントネッリが1分12秒497で首位に立ち、さらに1分12秒214へ更新した。対抗したフェルスタッペンはターン4でコースを外れた。
残り約15分からソフトタイヤによる予選想定の走行が本格化した。ラッセルが最初に1分12秒を切り、ノリス、アントネッリ、フェルスタッペンが順にタイムを更新。同じセットでの2度目のアタックでは多くのドライバーが改善できず、フェルスタッペンが首位を守った。
ハミルトンのPUトラブルで最後方スタートへ
ルイス・ハミルトンはパワーユニットの問題で走行を中断した。異常な振動を訴えて点検を受け、再出走後にはパワー低下とコックピット内の煙を報告。走行は7周にとどまった。フェラーリはその後パワーユニット全体の交換を発表し、決勝は最後方からのスタートとなる。この週末は既に内燃機関の年間使用基数超過で10グリッド降格が決まっていた。FP3で新たな問題が発生し、PU全体の追加交換によって最後方スタートへと処分が拡大した。降格の理由は部品の使用基数であり、練習走行の順位ではない。

2度の走行の間にフェラーリは点検を行ったが、再出走したハミルトンはすぐに戻り、残り25分でFP3を終えた。予選前の声明では44号車のPUを取り外して追加分析し、点検後に全交換を決めたと説明。交換後のPUと車両を確認するため、予選には参加する方針とした。
ヒュルケンベルグは周回を確保、ストロールは早期終了
ストロールは開始約15分で回生系の問題によりピットへ戻り、7周で終了した。一方、金曜に実質的な走行ができなかったヒュルケンベルグは27周で13番手となり、アウディを調整するための実走時間を取り戻した。
金曜FP1ではスレーターが車を担当したが、序盤の機械的な問題でその後の走行も制限された。ヒュルケンベルグにとってFP3で継続して走れる機会は、前日の準備不足を補う役割も持っていた。
5番手から10番手にはルクレール、ピアストリ、リンドブラッド、ローソン、ハジャー、ボルトレトが並んだ。ドライのFP3終了時に強い雨が到来し、その後の予選はウエットになった。両セッションの比較には路面条件の違いも踏まえる必要がある。以下にFP3全結果を掲載する。
FP3全結果
| 順位 | 車番 | ドライバー | チーム | タイム/差 | 周回数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:11.622 | 19 |
| 2 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | +0.025s | 21 |
| 3 | 1 | ランド・ノリス | マクラーレン | +0.131s | 22 |
| 4 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | +0.184s | 22 |
| 5 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | +0.274s | 30 |
| 6 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | +0.313s | 20 |
| 7 | 41 | アービッド・リンドブラッド | レーシングブルズ | +0.438s | 25 |
| 8 | 30 | リアム・ローソン | レーシングブルズ | +0.549s | 20 |
| 9 | 6 | アイザック・ハジャー | レッドブル | +0.591s | 24 |
| 10 | 5 | ガブリエル・ボルトレト | アウディ | +1.022s | 24 |
| 11 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | +1.022s | 26 |
| 12 | 44 | ルイス・ハミルトン | フェラーリ | +1.211s | 7 |
| 13 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | アウディ | +1.243s | 27 |
| 14 | 43 | フランコ・コラピント | アルピーヌ | +1.303s | 25 |
| 15 | 51 | ラファエル・カマラ | ハース | +1.359s | 19 |
| 16 | 87 | オリバー・ベアマン | ハース | +1.487s | 20 |
| 17 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | +1.525s | 25 |
| 18 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | +1.549s | 23 |
| 19 | 55 | カルロス・サインツ | ウィリアムズ | +1.681s | 21 |
| 20 | 11 | セルジオ・ペレス | キャデラック | +1.951s | 32 |
| 21 | 77 | バルテリ・ボッタス | キャデラック | +2.100s | 19 |
| 22 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | +3.144s | 7 |