MotoGP副CEOのカルロス・エスペレータはMotorsport.comのインタビューで、2027年の週末形式変更は当初チームから提案され、メーカーも走行時間を減らして一部部品の累積走行距離を抑えることを望んだと説明した。
チームは運営改善を提案、メーカーは部品の使用に注目
エスペレータは、新しい編成が週末の競技構造を改善し、見応えを高めると考えている。金曜の活動はやや遅く始まる予定で、これもメーカーが求めていた変更だと述べた。
週末全体のコース使用時間は35分短縮され、従来の独立したウォームアップの廃止も含まれる。2027年には850ccの次世代マシンも導入される。
練習を短縮しつつ、独立したグリッド争いを追加
グランプリ委員会が10月7日に公表した決定では、金曜に45分のFP1、30分のFP2、15分のスプリント予選を行う。スプリント予選には全ライダーが参加し、スプリントと決勝のグリッドは別々に決める。土曜の決勝用Q1にも全員が参加し、上位12名がQ2へ進む。

日曜は独立した10分のウォームアップを設けず、代わりに決勝前のピット出口を10分間開放し、グリッドへ向かうサイティングラップを複数周走れるようにする。したがって独立したウォームアップ枠が置き換えられても、スタート前にマシンを確認する機会は残り、その確認が別の運用手順に組み込まれることになる。
INKA SPORTS 分析:走行距離の削減は週末の作業配分をどう変えるか
今回のインタビューと正式決定からは、メーカーが重視するのは部品使用、チームの提案は週末運営の改善であり、ライダーには新しいスプリントのグリッド争いが課されることが分かる。全体の時間が短くなっても、独立したタイム争いの課題は増え得る。練習で設定を確認する時間と、すぐに結果を出さなければならない時間は異なる仕事を担うため、総分数だけで準備が楽になるかは判断できない。
金曜のスプリント予選新設により、練習の成果はより早くスタート位置として試される。チームは同日の2回の練習で、使える設定をより早くまとめ、全員参加の予選へ入る必要がある。これは試行時間を圧縮し、準備効率を高める具体的な要求だ。短縮された枠がメーカーの望む走行距離の削減につながるかは、各チームの実際の周回数や部品使用記録と照らして観察する必要がある。
まとめ
エスペレータが明かした新情報は、チームの提案とメーカーの走行距離に関する要望が、形式の議論へどう入ったかだ。正式規則では金曜の独立したスプリント予選と土曜の全員Q1が決まっており、運営側が期待する見応えはレースで検証される。2027年の具体的な注目点は、各チームが少ない練習時間で準備を終え、それを2つのグリッド争いへどう振り分けるかである。