2026年MotoGP第17戦はインドネシアのマンダリカで開催される。日本GP終了後、アプリリア・レーシングのホルヘ・マルティンは、ドゥカティ・チームのマルク・マルケスにわずか2点差でランキング首位に立っている。マルケスは前戦でスプリントと決勝をともに制し、満点の37点を獲得した。
日本GPの好調を持ち込むマルク・マルケス、インドネシアでは完走が課題
マルク・マルケスは331点でランキング2位。ドゥカティが10月7日に公表したチームのプレビューで、アラゴン以来マシンの感触は良く、日本GPでも週末を通して競争力を保てたと述べた。続くインドネシアGPでは、まずチームとともに、これまで決勝を完走できなかった流れを変えたいとしている。
MotoGP公式は、マルク・マルケスがインドネシアGPの日曜決勝でまだチェッカーを受けていないと指摘する。そのうち2度は負傷を伴い、昨年はマルコ・ベッツェッキとの接触でリタイアした。日本での勝利は前向きな手応えを与えたが、マンダリカではその好調を、これまで完走できなかった決勝の最後までつなげる必要がある。
優勝経験のあるマルティン、ベッツェッキにも追い上げの余地
マルティンは2024年、ドゥカティを駆ってインドネシアGPを制した。一方、2023年の決勝では先頭走行中に転倒してリタイア。2025年は日本GPでの右鎖骨骨折により欠場した。今年はアプリリア・レーシングのライダーとして戻り、成功体験を持つ一方、それを別のマシンに応用する必要がある。

もう1人のアプリリア・レーシングのライダー、ベッツェッキはマルティンから49点差。公式プレビューによれば、直近5回のグランプリで4度3位に入り、昨年マンダリカではポールとスプリント優勝を獲得している。決勝では2025年にフェルミン・アルデゲル、ペドロ・アコスタ、アレックス・マルケスが表彰台に上がった。最近のこの大会の成功経験は、ランキング上位2人だけのものではない。
INKA SPORTS 分析:2点差の争いは、異なるコース経験と合わせて見る必要
首位争いの2人が直面する課題は同じではない。マルク・マルケスは日本GPで最近は続けて優勝を争える力があることを示したが、インドネシア決勝では完走歴がない。マルティンにはここでの勝利があるものの、昨年の決勝の出走経験はなく、2024年の優勝も別メーカーのマシンによるものだ。こうした経験と現在の状態を並べることで、今大会の不確実性をよりよく説明できる。最近の競争力、コース経験、今年のマシンへの適応は、それぞれ異なる条件で検証される。
ベッツェッキはアプリリア陣営に別の比較軸も与える。昨年のこの大会で予選とスプリントの速さを備え、最近もグランプリ表彰台に継続的に立っている。マルティンにとって、チームは今年この大会での両者の実際のフィードバックを比較できる。タイトル争いでは、ほかのライダーが前方グリッドや表彰台を争うことも、マルティンとマルク・マルケスの得点を変える。2点差では両者の一つひとつの結果がより大きな意味を持つが、レースを2人だけの戦いに縮めるわけではない。
まとめ
インドネシアGPは、現在の2点差の争いを、上位の2人が異なる経験を持つコースへ運ぶ。マルク・マルケスは最近の速さを決勝の完走につなげ、マルティンは過去の成功経験が今年のアプリリアにも通用するかを確かめる必要がある。ベッツェッキと昨年の表彰台勢にも、前方争いを変える根拠がある。ポイントの行方を決めるのは、歴史上の成績一つではなく、今週末に実際に走り終えるレースだ。