Fortescue Zeroのチームウエア姿のティクトゥム

シートへの不安から新チームへ

11月7日公開のフォーミュラE公式インタビューで、ダン・ティクトゥムは数カ月前には来季のシートを失う可能性を心配していたと明かした。その後複数のオファーを受け、Fortescue Zeroが常に第一候補だったという。新チームはPENSKEの運営組織を買収し、GEN4時代に備えている。

ティクトゥムは、自分の速さとブランドの代表としての振る舞いについて、周囲の評価が分かれる可能性を認めた。新たな機会で懐疑的な見方を覆したいという。

ジャガーのシステムをシミュレーターで学ぶ

運営組織の整備は約2カ月で進み、ティクトゥムが加わってからは数週間しかたっていない。本人は可能な限りシミュレーターを使い、ジャガーのシステムと新しい環境を理解しようとしている。優れた人材と投資が意欲につながっているという。

Fortescue ZeroはWilliams Advanced Engineeringを基盤に発展し、FEのPIT BOOST供給企業でもある。チーム参戦は技術提供から参戦活動全体の運営への拡大を意味する。

複雑な新車で重視する問題への対応

GEN4は常時四輪駆動と最大600キロワットの出力を備え、異なる要求に合わせて高ダウンフォース仕様と低抵抗仕様の空力パッケージを用意する。FEは新たな技術段階と位置付け、各チームは従来と異なる車体やシステムへの適応を迫られる。

ティクトゥムは、単純なマシンではないため各チームに初期の問題が出ると予想する。自身の役割は良いフィードバックを送り、チームと素早くデータを処理して問題を解決することだとした。

11月16~20日のマドリード季前テストでは、連続して走る機会が増える。ティクトゥムは2026年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムでGEN4を走らせ、計時2位となった。その後も走行経験があり自信はあるが、ハラマでより多くの周回を重ねたいとしている。