アプリリアはインドネシアGP決勝の上位4台を占めた後、メーカー全体の協力指針によりライダー間の損失を減らす方法を議論し始めた。テクニカルディレクターのファビアーノ・ステルラッキーニは、Motorsport.comが10月12日に掲載したインタビューで、現在も自由に競争でき、その変更時期は決まっていないと述べた。
指示も実施期限も未定
ステルラッキーニによると、CEOマッシモ・リボラが以前示した方針どおり、現段階では完全に自由な競争だ。ただし経営陣は問題を避けるための原則を議論し始めている。まだ多くのポイントが残り、現在は自由競争を認めることに安心しているが、いつまで続けるかは分からないと強調した。
インドネシア後、マルティンは355ポイントでマルク・マルケスを2ポイントリード。ベッツェッキは309ポイントで3位、マルティンから46ポイント差にあり、残りは5戦だ。アプリリアは、首位のわずかなリードを守る助けと、まだタイトルの可能性がある仲間の競争余地の両方を扱う必要がある。
スプリントの接触後、まず話し合いを設定
マンダリカの週末は同メーカーの複数台が争う両面を示した。土曜のスプリント1周目、ベッツェッキとトラックハウスのフェルナンデスが接触し、ともにリタイア。日曜の決勝では2人がそれぞれ優勝、2位となり、マルティン、小椋藍が続き、アプリリア4台が上位4位を占めた。

フェルナンデスはスプリント後、ベッツェッキの対応を批判した。ステルラッキーニによると、リボラと自身が日曜のレース前に話し合いを設け、関係者が問題を明らかにした。緊張は誤解から生まれることが多く、話し合いは前向きな効果を得たと考える。一方、役割やリスクを事前に明確にしても、コース上の事故を完全には防げないとした。
INKA SPORTS 分析:内部の損失削減か、タイトルの優先順位決定か
2つの取り決めは別の問題を解く。同メーカーのライダーに接近戦でリスク管理を求めれば、複数台の得点を守れる。一方、特定のライダーに道を譲るよう求めれば、個人のタイトル争いでの利害を直接変える。土曜の2台リタイアは前者の話し合いがすでに必要だったと示すが、日曜のベッツェッキ優勝、マルティン3位は、自由競争がタイトルを争う2人に異なる量のポイントをもたらすことも示した。
マルティンのリードはわずか2ポイントで、どんなポイントの取りこぼしも大きく響くが、ベッツェッキも争いから脱落していない。今、優先順位を固定すると、その後変わる得点状況に合わない可能性がある。指針を議論しつつ自由競争を続ける現在の方法は、その後のレースに応じて経営陣が改めて選ぶ余地を残す。代わりに、同メーカーのライダーは実際の争いで引き続き自らリスクへ対処する必要がある。
まとめ
アプリリアは内部損失の削減を管理上の議題としたが、順位を譲るルールや、タイトル争いで優先するライダーを1人に絞る方針は発表していない。今後見るべきは、得点状況の変化後に対象と実行条件を明示するか、ファクトリーとトラックハウスにどう適用するかだ。話し合いが衝突の減少へつながるかは、その後のレースで確かめる必要がある。