2026年WRC第12戦ラリー・チリは、9月10日から13日にかけて、ビオビオ州のコンセプシオン周辺で開催される。競技区間の総距離は311.18キロで、ルートの約4割は今年新たに採用された区間、または大幅に変更された区間となる。
3連勝でポイント差は20に縮まる
エバンスはパヤリに20ポイント差をつけて首位に立つが、パヤリは直近のエストニア、フィンランド、パラグアイで3連勝を挙げている。ソルベルグは首位から41ポイント差、勝田はソルベルグからさらに15ポイント差で、オジエは首位から68ポイント差となっている。
トヨタの大会前の発表によると、マニュファクチャラーズ選手権でのリードは173ポイントで、今季の残りの獲得可能ポイントは180ポイント。そのため、チリでさらに7ポイントを獲得すれば、マニュファクチャラーズタイトルが確定する。
先頭走行とタイヤ管理を左右する天候
エバンスによると、ドライコンディションでは走行順が早いマシンは路面を覆う浮き砂利に直面し、タイヤの摩耗も激しくなる可能性がある。雨が降れば路面はウェールズのようなぬかるみになり得るうえ、濃霧もドライビングの難しさを増すという。パヤリはこれまでにRally1マシンでこのラリーに2度出場している。一部のステージが持つ、フィンランドに近い高速で流れるようなリズムを気に入っている一方、タイヤの摩耗と天候の変化が依然として課題だとも指摘している。

昨年のこのラリーの勝者オジエは、天候がより安定することを望んでいる。勝田は臨時のコ・ドライバー、ジェームス・フルトンと組む。ジョンストンはパラグアイ最終日の事故後、追加検査で鎖骨骨折と診断され、現在は自宅で療養している。
ルート変更と出場ラインアップ
木曜にはシェイクダウンとスタートセレモニーが予定されている。金曜は南東方向に位置する、変更が加えられた3つのステージをそれぞれ2回走行する。土曜はビオビオ川の南側で競技が行われ、競技距離139.2キロと今大会で最も長い1日となる。日曜は新設のカランパングエと復活するビオビオの両ステージを組み合わせ、後者の2回目の走行がパワーステージとなる。
ヒョンデはフォルモー、ヌービル、ラッピを起用する。スポーティングディレクターのアンドリュー・ウィートリーは、パラグアイでのダブル表彰台が自信につながったとする一方、チリでは路面も天候も異なり、表彰台を争うには引き続き強力なライバルたちに立ち向かわなければならないと見ている。Mスポーツ・フォードはマクアリーンとアームストロングを起用し、両者は引き続きプーマRally1を駆る。