チームメイトのキミ・アントネッリが2026年F1ドライバーズ選手権を制した後、ジョージ・ラッセルが自身の厳しいシーズンを公に振り返った。11月2日にSNSへ投稿した文章で、キャリアでも特に難しい一年だったと認め、本来発揮できるパフォーマンスを取り戻す決意を示している。
F1公式サイトは11月3日、そのInstagram投稿を紹介した。ラッセルによれば、開幕時は期待通りだったが、その後は不運と不本意な走りが重なった。順調な日よりも苦しい日の方が多いと本格的に感じたのは、キャリアで初めてだったという。
タイトルへの期待から、立て直しを重ねる日々へ
難しさの全てを外的要因に帰したわけではない。何度も気持ちを立て直すのは容易ではなく、困惑する時も多かったとしつつ、全力を尽くしてきたと強調した。2026年が自分の年ではなかったという感覚を、そうした一連の浮き沈みと結びつけている。
投稿はメキシコGPの後に行われた。アントネッリが王座を決めた一方、ラッセルは再び失望の残る決勝を経験した。1周目のパワーデプロイメント問題についてはすでに説明しており、今回はシーズン全体の感情の波と、当初の期待とは異なる現実への向き合い方が中心となった。

チームメイトとメルセデスの復活を称える
個人として落胆する中でも、ラッセルはアントネッリを明確に祝福し、その一年の走りとタイトルを認めた。また、数年間の苦しい取り組みを経て前線へ戻ったメルセデスに感謝し、車とパワーユニットを称賛した。
残りの今季と来季については、キャリアの大半で示してきた競技水準を再び発揮するため、引き続き全力を注ぐとした。運が好転することも願い、支援者に感謝している。失望を残しながらも、仕事を続ける方向を示した投稿だった。
INKA SPORTS 分析とまとめ:チームの成功と個人の失意は両立する
チームがタイトル争いへ戻っても、二人のドライバーが同じ一年を経験するとは限らない。ラッセルは、仲間とチームの成功を認めることと、自分が安定して期待に届いていないと認めることを分けている。チームの結果で自身の苦境を隠さず、個人の不調でアントネッリの成果を否定することもしなかった。
今回の振り返りで重要なのは、その落差にラッセルがどう対応するかだ。残るレースは、気持ちの立て直しを実際の走りへ結びつける機会になる。約束の中心は、慣れ親しんだ競技状態を取り戻しながら、王者となったチームメイトやチームとの協働を続けることにある。