メキシコでキミ・アントネッリのドライバーズタイトルが決まったメルセデスは、2026年F1第20戦ブラジルGPでコンストラクターズタイトルも獲得する可能性がある。現在630点で、2位フェラーリの504点に126点差をつける。ブラジルでフェラーリより3ポイント以上多く獲得すれば、チーム王座も確定する。
なぜ3ポイントの上積みで足りるのか
計算の出発点はブラジル後に残る得点だ。ラスベガス、カタール、アブダビの公式週末日程にスプリントはなく、通常の満額ポイントなら1、2位で25+18=43点。残る3戦の最大値は129点となる。ブラジルもフリー走行3回、予選、決勝という通常形式だ。
現在の126点差に3点を加えると129点差になる。その後フェラーリが全戦で1、2位を独占し、メルセデスが無得点に終わっても、最終的に同点に並ぶのが限界だ。FIA規則では年間得点が同じ場合、まず決勝の優勝回数で順位を決める。
メキシコまでにアントネッリが9勝、ジョージ・ラッセルが3勝し、メルセデスは計12勝。フェラーリはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールの各1勝で計2勝だ。ブラジルを含めても残りは4戦のため、この優勝回数は逆転できない。したがって129点差でも十分で、それを超える必要はない。

他の順位に左右されない三つの組み合わせ
下の表は満額ポイントを前提に、メルセデス以外の最も有利な二つの順位をフェラーリが占めた場合の計算だ。フェラーリの順位がさらに下なら差は広がる。いずれも王座確定の十分条件であり、すべての可能性を列挙したものではない。
例えばメルセデスが1位と4位なら37点。フェラーリが2位と3位を占めても33点なので、差は4点広がり年間では130点差になる。ブラジルでの戴冠に必ずしもワンツーは必要なく、比較すべきは両チームそれぞれ2台の合計点だ。
| メルセデス順位 | 獲得点 | フェラーリの最善順位 | 獲得点 | 当該戦の得点差 | レース後の年間差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1・2位 | 43 | 3・4位 | 27 | +16 | 142 |
| 1・3位 | 40 | 2・4位 | 30 | +10 | 136 |
| 1・4位 | 37 | 2・3位 | 33 | +4 | 130 |
INKA SPORTS 分析とまとめ:2台の合計得点が鍵
アントネッリの個人タイトルが決まっても、チームのトロフィーが自動的に決まるわけではない。コンストラクターズ選手権は両ドライバーの得点を合算するため、どちらか1台のリタイアや失点も週末の差を変える。フェラーリが計算上の可能性を残すには、ブラジルで広げられる差を2点以内に抑える必要がある。
注目点は新王者が再び勝つかだけでなく、メルセデスが2台で得点をまとめられるかにある。この条件は現在のポイント、優勝回数、公表済みの残り日程に基づくもので、結果を予測するものではない。ブラジルGP決勝は11月8日17時UTC、日本時間では11月9日午前2時に開始予定だ。