2026年10月10日、インドネシア予選後、中央のラウル・フェルナンデスとベッツェッキ、ディ・ジャンアントニオ。

10月11日、ラウル・フェルナンデスはMotoGPインドネシアGPで2位を得た。Motorsport.com掲載のレース後インタビューで、負傷した右手人差し指は普段ブレーキに使う指だったため、まず普段とは違う手の動きでマシンを制御する方法を見つける必要があったと説明した。

ウォームアップ前に手の位置を調整、制動に再適応

本人によると、土曜スプリント後に1本の指の骨折が分かり、日曜朝に別の指の骨折も確認した。チームは手の位置とブレーキ装置を調整し、中指で制動できるようにした。新たな操作へ適応できる時間は、レース前のウォームアップだけだった。

週末を通じて築いたブレーキと進入の基準を、改めて調整する必要があったという。慣れた動きが変わると、痛みに耐えられても、どうブレーキを握り、コーナーへ入れるかを判断し直さなければならない。

13~14周目には痛みが非常に強くなり、ハンドル操作に集中してミスを避けるのが難しくなったと述べた。指を固定したMotoGP医療陣にも感謝し、その助けが参戦に重要だったとした。

INKA SPORTS 分析:2位の背後には操作方法の急な再構築

制動の動きが変わると、直面するのは1周の速さが落ちる危険だけではない。右手で新たな方法により制動と方向制御を繰り返す必要があり、長い練習の機会もなく、既存のリズムをそのまま使いにくい。操作位置の調整によって、まずマシンを操れるようになった。そのうえで、ウォームアップと決勝では新たな動きを繰り返し実行できるかが問われた。

これが、レース後に制動の基準と集中を繰り返し語った理由でもある。2位という結果に加え、本人による操作の変化の説明からは、完走に至る具体的な難しさが分かる。後半に痛みが増す中では、安定して動作を繰り返すこと自体が重要な課題だった。

まとめ

フェルナンデスは短時間で制動方法を変え、決勝を2位で完走した。レース後の説明は、負傷を抱えた参戦の難しさを具体的に示している。コーナー進入時の動作に再適応し、痛みが増した後も安定して操作を続けることが課題だった。