Motorsport.comが9月20日に伝えたところによると、元ハース代表のギュンター・シュタイナーは「The Red Flags」ポッドキャストで、ランド・ノリスがジョージ・ラッセルを追い抜き、2026年のドライバーズランキング2位を狙えると予想した。ただし、最近のパフォーマンスを維持することが前提であり、条件付きの見方だ。
FIAが公表したスペインGP後のランキングでは、キミ・アントネッリが292ポイントで首位、ラッセルが211ポイントで2位、ハミルトンが191ポイントで3位、ノリスが186ポイントで4位に位置する。ノリスはラッセルから25ポイント差だが、2位を狙う前に、間にいるハミルトンというライバルも上回る必要がある。
連勝がシュタイナーの見方を支える
マクラーレンとノリスの最近の結果は、この予想の背景になっている。ノリスはハンガリーとオランダで連勝し、その後イタリアで4位、スペインではポールポジションを獲得して3位でフィニッシュした。F1公式のスペインGP後のレポートによると、直近4戦で3回ポールを獲得しているが、ノリス自身は土曜日のパフォーマンスにも改善の余地があると考えている。
ノリスは以前のSky Sportsのインタビューで、チームの仕事の効率と取り組みの水準は高く、勝利に必要な条件も多く備わっていると信じている一方、マシンにはなお改善すべき部分があると話した。マクラーレンが9月14日に掲載したレース後のインタビューでは、スペインの低速コーナーでの走りを評価したことも記されている。今季それまで強みとはいえなかった部分であり、実際のパフォーマンスは意外だったという。

スペインGP、速さは勝利につながらず
スペインGPは同時に、速さと結果のずれも示した。マクラーレンのレース後のレポートによると、ノリスがピット入口を通過した後、ストロールのストップによってバーチャル・セーフティカーが導入された。後方のアントネッリ、フェルスタッペン、ラッセルは間に合ってピットインできたが、ノリスが次の周に入る頃にはグリーンフラッグに戻っており、遅いタイヤ交換でさらにタイムを失った。ピットアウト後は5番手に後退し、最後は3位まで戻した。
INKA SPORTS 分析:先頭を争う速さがあっても追撃が簡単ではない理由
最近の速さがあっても、なぜ追撃の難しさは消えないのか。スペインGPが示した具体的な理由は、スピードの優位を十分に得点へ変えるには、有利なトラックポジションが必要だということだ。ノリスはそれまで首位にいたが、VSC中のピットインの機会を逃し、タイヤ交換も遅れたことで、後方から追う立場になった。F1公式のレース記録では、フェルスタッペンに接近して2位を狙ったものの、最後まで抜くことはできなかった。同じレースでも、先頭で差を広げられることは、後方に回った際に縮めたタイムを順位に変えられる保証にはならない。
VSCのタイミングとタイヤ交換の遅れも分けて評価すべきだ。前者はコースがニュートラライズされた時点に左右され、後者はチームが検証できる作業の実行に属する。両者を1つの改善可能な問題にまとめることはできない。この大会ではノリスが15ポイント、ラッセルが10ポイントを得て、差は5ポイント縮まった。この結果はノリスに追い上げる力があることを示すが、強い週末を過ごしても速さの優位をすべて得点にできるわけではないことも表している。シュタイナーの見方には最近の走りという根拠があるものの、最終順位までこれらの既知の材料で証明することはできない。
まとめ
シュタイナーがノリスの年間2位争いに期待する根拠は、マクラーレンの復調後の最近のパフォーマンスにある。スペインGPは、先頭を争う速さ、ピットインのタイミング、ピットアウト後に抜けるかどうかが、ともに得点を左右することを示した。ノリスはこの大会でラッセルとの差を詰めたが、25ポイントの差と、両者の間にいるハミルトンはなお残る。条件付きで追撃を論じる根拠にはなるが、最終順位の保証とはいえない。