2026年10月4日の日本GPで、表彰台で祝うマルク・マルケス

10月4日の日本GPにより、ルイジ・ダッリーニャがDucati Corseのゼネラルマネージャーを務める間の、ドゥカティのMotoGP決勝勝利数が100に達した。100勝目をもたらしたのはマルク・マルケス。この節目の集計は、ダッリーニャの在任中にドゥカティのマシンで勝ったライダーを対象とし、ファクトリーとサテライトの両チームを含む。

再建から100勝へ:記録が対象とする期間

ダッリーニャは2013年シーズン終了後の最初の冬季テストで、ドゥカティ競技部門の新ゼネラルマネージャーとして正式に姿を見せた。当時チームは厳しいシーズンを終えたばかりだった。2016年オーストリアGPでアンドレア・イアンノーネとドビツィオーゾが1、2位を占めるまで、ドゥカティの決勝未勝利期間は6年間に及んだ。日本GPでの100勝は、この再建後に積み重ねたレースの成果を記録するものだ。

ドゥカティ発表の14人の一覧では、フランチェスコ・バニャイアが31勝、マルク・マルケスが20勝で、現在のファクトリーの2人が計51勝を挙げている。アンドレア・ドビツィオーゾの14勝を加えると上位3人で65勝、残る11人が35勝を担う。51勝は2人の個人の勝利記録を足したもので、集計の起点はあくまでダッリーニャの在任開始であり、現在のファクトリーの組み合わせが成立した時期ではない。

日本GPの2台:ペース管理とブレーキングの難しさ

日本GP決勝でマルク・マルケスはスタート後2番手を維持し、11周目にホルヘ・マルティンを抜いて首位へ立った。チームの発表では、序盤にマルティンを追うのは容易ではなく、先頭に立ってからは主にペースを管理し、相手が近づいた時に上げたと述べた。スプリントからマシンの感触が良く、安定して正確にレースを走れたという。

マルク・マルケスは今回、スプリントと決勝で計37ポイントを獲得し、年間331ポイントでランキング2位となり、首位との差はわずか2ポイントになった。バニャイアは8位で終え、年間164ポイントで9位。同じドゥカティファクトリーに属し、100勝の一覧でも上位の貢献をしているが、今回のペースと感触には明確な差があった。

バニャイアは問題をブレーキングと進入に具体化した。進入で十分に減速できず、その後の立ち上がりの位置にも影響したという。より強いブレーキングを試したが、マシンが神経質になり、その走り方をレース全体で維持できなかった。前方の転倒が順位回復を助けたものの、今週末はこれ以上を成し遂げるのは難しかったと考えている。

ダッリーニャは、適切なタイヤ選択の方向を探るため、ウォームアップで2人にテストを分担させたと明かした。マルク・マルケスの走りを評価するとともに、バニャイアが問題を抱えたまま完走したことも認めた。共同で行ったウォームアップのテストは、レース後のマシンに関する2人の評価を一致させるものではなかった。

2026年10月4日の日本GP決勝で93号車のドゥカティを駆るマルク・マルケス

週末の声を比較:金曜のグリップからスプリント前の調整へ

先の金曜のコメントを伝えた記事では、マルク・マルケスが新舗装に非常に高いグリップがあると考える一方、バニャイアはなおグリップを探し、午後のプラクティスを16番手で終えて予選第1セッション(Q1)へ回った。週末の初日から、2人のマシンの感触は異なっていた。

また、スプリント後の記事でマルク・マルケスは、直前の小さな調整でマシンが好みの走り方に近づいたと語った。一方バニャイアは、6周目から進入時の振動が出てリヤブレーキをより多く使い、その後リヤタイヤが明らかに過熱したと述べた。12周のスプリントでは最後から2周目の終了時にリタイアしたが、日曜は24周の決勝を走り切った。

データ:ダッリーニャ在任中の14人の勝者

ライダー 勝利数
フランチェスコ・バニャイア 31
マルク・マルケス 20
アンドレア・ドビツィオーゾ 14
ホルヘ・マルティン 8
エネア・バスティアニーニ 7
アレックス・マルケス 4
ホルヘ・ロレンソ 3
ジャック・ミラー 3
マルコ・ベッツェッキ 3
ダニロ・ペトルッチ 2
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ 2
アンドレア・イアンノーネ 1
ヨハン・ザルコ 1
フェルミン・アルデゲル 1

INKA SPORTS 分析:ドゥカティが勝っても、バニャイアが速さを上げられない理由

2人はレースペースの管理が異なる

14人のライダーで100勝を積み上げたことは、ドゥカティの勝利が異なる年と陣容にまたがることを示す。日本GPは現在のファクトリーの異なる2つの状態も映した。マルク・マルケスは先頭に立ってペースを管理し、マルティンの接近幅に応じて加速できた。バニャイアはレースを通じ、進入での減速不足を解消しようとブレーキングを変え続けた。ダッリーニャは2人のウォームアップでのタイヤテストを評価し、マルクの勝利とバニャイアの問題を抱えての完走をそれぞれ認めた。100勝を達成した後も、ファクトリーにはバニャイアが毎周より安定して制動とコーナリングを行えるようにする具体的な課題が残る。

進入で減速できない問題は、立ち上がりまで続く

2レースのバニャイアの説明は、明確な流れとしてつながる。土曜は進入時の振動を避けるためにリヤブレーキを多く使い、それがリヤタイヤの過熱につながったと考えた。日曜は十分に減速できず、立ち上がりでも理想的でない位置にいた。強くブレーキをかけようとするとマシンが神経質になり、その方法を続けられない。進入を改善する動作自体がタイヤや操縦上の難しさを生み、速いラップを連続して刻みにくくした。

したがってチームが解くべき課題は、毎周スムーズに減速し、適切な位置から立ち上がれるようにすることだ。日曜の24周完走は土曜のスプリントでのリタイアに比べ、完走と得点の面で前進した。しかし本人はこれ以上速く走れないと考え、8位には前方の転倒も寄与した。今後もブレーキングの説明と連続周回の内容を見て、他のライダーのミスによる順位回復ではなく、無理に補う動作を減らせるかを検証すべきだ。

まとめ

100勝はドゥカティの長期的な成果の節目であり、日本GPの2人の声はファクトリーが今取り組むべき問題を示す。マルク・マルケスには先頭のペースを掌握できるマシンの感触がある。バニャイアは継続して使えるブレーキングを取り戻し、進入での減速と立ち上がりの位置をつなぐ必要がある。その改善を測るには、単独の最終順位より、本人の説明と連続するレース周回の安定性が進歩をよく示す。

レース後のポイントと次戦

今回の後、ドゥカティファクトリーは495ポイントでチームランキング2位。ドゥカティは469ポイントでコンストラクターズランキング首位に立つ。次戦はインドネシアのマンダリカで、コース上の走行は10月9日に始まる。