2026年F1アゼルバイジャンGPを前に取材に応じるハミルトン

9月23日、ルイス・ハミルトンがF1アゼルバイジャンGPを前にフェラーリのシーズン目標を語った。F1公式によると、バクーでメディアの取材に応じたハミルトンは、週末のレース運営上の問題を減らし、現在のマシンの能力をできる限り引き出したいと述べた。バクー戦を前にドライバーズランキングでは3位につけており、首位のキミ・アントネッリとは101点差、一方で4位ランド・ノリスへのリードはわずか5点だった。

ドライバーズのトップ3とコンストラクターズ2位、二つの争いが並行

ハミルトンはバルセロナでフェラーリ移籍後初勝利を挙げたが、フェラーリはベルギーGP以降、表彰台から遠ざかっている。最近のレースにも前向きな点はあるものの、週末の進め方と最終結果が思うようにいっていないとし、進歩を維持しながら弱点を改善する必要があるとの考えを示した。今季のフェラーリのアップグレードにも評価を与え、バクーの週末に引き続き期待を寄せた。

シーズン終了時の目標について、ハミルトンはまずフェラーリがコンストラクターズランキング2位を守り、メルセデスに近づくことを望んでいる。F1公式がレース前に示したポイントはメルセデスが503点、フェラーリが358点で、両者の差は145点だった。個人としてはジョージ・ラッセルとも争いたいとし、最終的にドライバーズランキングのトップ3、さらには2位を獲得できれば、評価に値する成績だと考えている。

チームメートのシャルル・ルクレールは同日のFIA記者会見で、フェラーリを取り巻く競争環境の変化について補足した。夏休み後にすでに数戦を終えており、パフォーマンスの低下をすべてコース特性の違いで説明するのは難しいという。マクラーレンは明らかに進歩し、今ではフェラーリにより近づいている一方、メルセデスは依然として打倒すべき基準だとの見方を示した。フェラーリは前を追うと同時に、後方からの圧力にも対応しなければならない。

2026年のF1でフェラーリを駆るハミルトン

ルクレール、バクーへの準備は予選とパワーユニットを重視

ルクレールはバクーで4度ポールポジションを獲得しているが、決勝ではまだ勝っていない。今年のマシンはとりわけ予選で性能を引き出すのが難しく、車両の動力システムであるパワーユニットの運用最適化によっても、週末ごとのパフォーマンスが大きく変わり得ると説明した。そのため、今回もまずこの部分の準備を整える必要があるという。改良型パワーユニットは再びチームが使える選択肢に入ったが、具体的な使用計画は戦略上の判断に属する。この時点では、グリッド降格ペナルティーを伴う案を採用するとは明言していなかった。

INKA SPORTS分析:順位を守りながら、大量得点を狙える条件も取り戻す

ハミルトンを挟む二つのポイント差は、彼がまず週末全体をきちんとまとめることに言及した理由を示している。首位を追うには大きな差を継続的に縮める必要がある一方、3位の背後にはノリスが迫っている。週末の遂行力を高めれば、両方の争いに対応できる。フェラーリのコンストラクターズ争いも似た状況にあり、マクラーレンの進歩は順位を守る圧力を強め、メルセデスに近づくには継続してより良い結果を残す必要がある。一度の好走だけで、この二つの課題を解決するのは難しい。

両ドライバーの発言は、改善すべき異なる部分も示している。ルクレールが重視するのは、まず予選で前方のスタート位置を確保すること。ハミルトンが重視するのは、週末に見えている前向きなパフォーマンスを最終結果に結び付けることだ。予選で後れを取れば大量得点への挑戦は不利な位置から始まり、予選で前に出ても決勝結果を失えば、ポイント状況は改善しない。この二つをつなぐことが、両者の要望に共通する改善点となる。

まとめ

フェラーリはバクーでも上位争いを目指しているが、最近の競争状況によって、安定した得点の必要性がいっそう高まっている。今後の鍵は予選でのパフォーマンスが改善するか、そして両ドライバーがその改善をレース結果に結び付けられるかだ。この二つの進展が、ハミルトンのトップ3の座とフェラーリのコンストラクターズ2位の両方を左右する。