モナコは2027年に初めてF1スプリントを開催するが、マックス・フェルスタッペンの反応は淡泊だ。アゼルバイジャンGPのメディアデーで、どのサーキットで行われてもスプリントは好きではなく、主な関心は常にグランプリ決勝にあると述べた。F1とFIAは9月16日に2027年カレンダーを発表し、全24グランプリ中10大会がスプリント週末となる。2026年より4回増える。
ドライバーが注目するレース内容と準備のリズム
Motorsport.comによると、フェルスタッペンはスプリントを増やせば週末の競技が多くなることは理解し、参加してベストを尽くすとしたが、そこで勝ってもグランプリ優勝と同じ感情は得られないという。モナコについては、観客はスタートを楽しみにしても、その後は追い抜きをほとんど見られないだろうと述べた。現地の決勝に対する見方とも一致している。
レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは準備過程に言及した。スプリント週末では、理想的なペースで徐々に予選の限界へ近づくことが難しく、より早く慣れた範囲の外へ踏み出す必要があると考えている。また15番手付近ならリスクを少し抑える可能性がある一方、上位チームは全力で攻め続けなければならないと述べた。
予選は2回、フリー走行は1回
F1が同日に公開した2027年スプリントの解説では、金曜にスプリント予選、土曜にスプリント、その後グランプリ予選を行うとされている。スプリントは約100キロで、上位8人に順に8点から1点を与える。グランプリには引き続き独自の予選と決勝がある。通常の週末の各1時間、3回のフリー走行に対し、スプリント週末は60分の1回のみで、準備時間は120分少なくなる。

公式はモナコの2回の予選を新たな見どころと位置付け、ドライバーが狭い市街地で1周の速さと精度を2度示すとする。一方、リンドブラッドが好むのはバクーだ。追い抜きが可能な市街地コースで、スプリントで全力を競う考え方により合うと見ている。ただし、バクーは発表済みの2027年スプリント開催リストに入っていない。
INKA SPORTS 分析:予選の見どころと得点機会はどうつながるか
モナコにスプリントが加わることで、まずはより早い段階の予選争いが増える。2回の予選は1周を競う観戦機会を増やすが、練習が3回から1回へ減るため、ウォール際の限界走行にも早く向き合わなければならない。段階的な準備が不足するというリンドブラッドの懸念は、この時間の変化に対応する。一方、フェルスタッペンが気にするのは、スタート後に順位争いが生まれるかだ。予選の見応えと短いレースでの追い抜く余地は、それぞれ週末の異なる部分に影響する。
トップ8への配点も、リンドブラッドが語るリスクの選択を説明する。15番手付近のドライバーがグリッドを1つ上げても、ポイントを得るには短いレースをトップ8で終える必要がある。彼が懸念する追い抜き条件では、直接の得点機会を争うトップ8付近のドライバーとは状況が異なる。得点圏からどれほど離れているかは、予選でリスクを取る意欲を理解する具体的な手掛かりとなり、上位と中団・後方で異なる判断の背景にもなる。
まとめ
2027年モナコのスプリント週末では、予選1回と短いレース1回が増えることが決まっている。ドライバーの見方が分かれるのは、これらの競技が何をもたらすかだ。2度の予選がモナコの1周の見どころを引き継げるか、少ない練習が準備にどう影響するか、短いレースが中団や後方にどれだけの得点機会を与えるかが、形式とこのコースの適合を評価する具体的な問題となる。実際の姿は開催後に検証する必要がある。