10月3日、2026年WRC最終戦サルディニアの土曜午前終了時、オリバー・ソルベルグが第9、第10ステージ(SS9、SS10)を続けて制し、追う立場から総合首位へ変わった。ティエリー・ヌービルを2.7秒リードする。エルフィン・エバンスは6位、サミ・パヤリは5位で、この時点の順位による総合ポイントだけを暫定計算すると、エバンスのソルベルグに対する年間リードは4ポイントへ縮む。この後もソルベルグはすぐ後ろの優勝を争う相手に対処し、エバンスは路面を掃く難しさの中で得点機会を守る必要がある。
首位交代:ソルベルグが2つのステージ勝利で逆転
トヨタの金曜の発表によると、ソルベルグはタイヤの空気圧低下で一時7位へ落ち、その後3位へ戻し、夜の時点でヌービルから12.3秒遅れていた。タイトルを争う3人は当日いずれも比較的早い走行順で、浮いた砂利を掃く必要があった。ソルベルグは午後、空気圧低下が起きたステージを再び走る際には抑え、他の2ステージでは積極的に攻めたと語った。
FIAの土曜レポートは午前の流れを振り返り、ソルベルグがSS9とSS10を連勝し、昼の休止時にはヌービルを2.7秒上回ったと伝える。2度のステージ最速は逆転の直接的な走りの成果であり、それまでの遅れは取り戻したが、安心できる総合差はまだ築いていない。
異なる路面と課題:エバンスはまず安定、先頭2台は勝利争いを継続
DirtFishの昼の記事に掲載されたステージ後のコメントによると、エバンスはその日5番目、ソルベルグは8番目に出走した。エバンスは6位で、5位パヤリから42.2秒遅れた。路面を掃く影響が大きく、現時点では前に追いつくのは難しいと考え、まずミスを避けることを重視した。
新しいステージを制した直後、ソルベルグは一部でなお慎重に走り、リズムを見つけて危険を避けたいと述べた。ヌービルは引き続き彼と勝利を争う自信があると語った。昼の差が2.7秒で、首位の行方はなお直接の競争の中にある。
採点の仕組み:総合結果のほか、日曜には2種類の得点機会
FIAスポーティングレギュレーション第3.3条では、総合優勝25ポイント、2位17ポイント、5位10ポイント、6位8ポイントを与える。日曜の合計結果とパワーステージは別に、それぞれ上位5人へ5、4、3、2、1ポイントを与える。パワーステージはラリーの最後のステージで、日曜合計タイムに含まれるとともに、単独でも加点順位を決める。日曜合計は当日の所定の競技部分と対応するペナルティだけを数える。昼の順位は総合得点の試算に使えるが、まだ行われていない日曜のボーナスを先に加えることはできない。

INKA SPORTS 分析:タイトル争いがヌービルの速さにも左右される理由
エバンスは総合差を詰めにくくても、日曜に別の得点機会がある
トヨタの金曜発表は、前の車が表面の浮いた砂利を掃き、後続に走行ラインを残すと説明した。土曜はエバンスが5番目、ソルベルグが8番目で、2人の路面条件にはなお差がある。エバンスはすでに5位から42.2秒遅れ、前車に追いつきにくいと判断しているため、まずミスを避けることは既存の得点を守ることになる。日曜合計順位とパワーステージが別計時であることで、新しい得点機会も残る。この42.2秒は両順位へ持ち越されず、その時の速さと路面が獲得できるボーナスを改めて決める。
ソルベルグはリードを守りつつ、空気圧低下の損失再現を避ける必要
ソルベルグが金曜に空気圧低下から3位へ戻した際には、区間ごとに異なる対応を取った。問題が起きたステージの再走行は慎重にし、他の2ステージで攻めた。土曜に2度のステージ最速を出しても、新ステージの難所とリスク回避を強調した。2.7秒だけのリードでは、速さの維持とマシン保護をともにライン選びに反映する必要がある。すでに空気圧低下で時間を失っており、同種の損失で追い上げの成果を再び消してはならない。
前方のラリー勝敗も、年間得点を変える
ヌービルは年間タイトル候補3人には入らないが、今回の優勝を争っている。総合1位と2位の差は8ポイント。ソルベルグが最後に1位ではなく2位なら、それだけで8ポイント減り、昼の暫定差4ポイントを上回る。したがって年間争いの変化は、前方のラリー勝敗にも左右される。ソルベルグはヌービルの速さに対応し続け、エバンスも前方の順位変化を見ながら、自身の日曜の2種類の順位で得点を狙う必要がある。
まとめ
ソルベルグは連続ステージ勝利でタイトル争いの状況を変えたが、2.7秒のリードでは速さとステージのリスクをなお両立しなければならない。エバンスは当面前へ迫ることが難しく、既存の位置を守り、日曜の独立した順位を争うことが、現在の路面条件でも進められる課題となる。ヌービルのラリー優勝争いは、ソルベルグが得る総合ポイントを変える可能性もある。年間王者はこれらの争いの組み合わせで決まり、タイトル候補2人の合計タイム差だけでは判断できない。
ポイント情報
トヨタの第12戦後ドライバーズポイント表では、今回の前にエバンス230、パヤリ213、ソルベルグ209ポイントだった。昼の6位、5位、1位に対応する総合ポイントだけを入れると、それぞれ238、223、234ポイントとなり、エバンスのソルベルグに対するリードは暫定で4ポイントへ縮む。ここには日曜のボーナスを含まず、昼の順位を最終順位と扱ってもいない。
エバンスは今回自身が19ポイントを取れば王座を確定できる。パヤリは満点の35ポイントでも248ポイント、ソルベルグは最大244ポイントで、エバンスは19ポイントを加えると249ポイントになるためだ。最終的に6位なら総合8ポイントと日曜の最大10ポイントで計18ポイントまでしか届かず、戴冠できるかは相手の最終得点との組み合わせになる。
下表は最終総合4位、5位、6位について、エバンスが確実な19ポイントの条件に達するため、日曜の2種類のボーナスがどれほど必要かをそれぞれ計算したもの。
エバンスが確実な19ポイントの条件へ達するための条件
| 最終総合順位 | 総合ポイント | 必要な日曜の2種類のボーナス | 本人の得点だけで19ポイントに達するか |
|---|---|---|---|
| 4 | 12 | 7 | 到達可能 |
| 5 | 10 | 9 | 到達可能 |
| 6 | 8 | 11 | 最大の10ポイントを超える |