2026年10月22日のアメリカGPメディアデー、パドックに姿を見せるフェルスタッペン

マックス・フェルスタッペンはドライバーズランキング2位でブラジルGPを迎えるが、その順位には今も驚いているという。現地時間11月5日のサンパウロでのFIA記者会見では、レッドブルの復調について、車両の改善、パワーユニットへの理解、苦しい時期にも得点を積み上げる姿勢が重なった結果だと説明した。

メキシコGP後の公式ランキングでは、フェルスタッペンが261点、ルイス・ハミルトンが259点。ジョージ・ラッセルは250点、シャルル・ルクレールは245点で続く。2位争いの差はわずか2点だ。

6位、7位でも最大限の結果を持ち帰る

フェルスタッペンによると、シーズン序盤のレッドブルは多くの困難に直面していた。マシンは期待した状態になく、パワーユニットについても学ぶ必要があった。その後、競争力は大きく向上したと感じている。自身は6位や7位が限界の時でも、その状況で得られる最善の結果を目指してきた。

これはメキシコGP前に掲げていた目標と比較すると分かりやすい。当時はコンストラクターズ3位の確保と2027年型マシンの改善を重視していた。メキシコでの勝利によりチームは得点面で余裕を得るとともに、本人もハミルトンの前に出た。

ドライバー2位とチーム3位、二つの争い

レッドブルは現在382点でコンストラクターズ3位に位置し、4位マクラーレンに17点差をつけている。フェルスタッペン個人の2点差より余裕はあるが、いずれも残るレースで守る必要がある。個人の得点と2台の合計によるチームの得点では、争いの構造も異なる。

2026年11月1日のメキシコGP後、パルクフェルメで右拳を上げるフェルスタッペン

復調しても細部の調整は終わっていない。同じ会見でフェルスタッペンは、メキシコでは無線がかなり改善し、チームには自分の声がよく届いていたと説明した。一方、わずかな設定調整は残っている。変速について繰り返し意見を伝えるのも、さらにラップタイムを探るためだという。

通常形式のブラジルGPで調整時間が増加

今週のサンパウロGPは、フリー走行3回、予選、決勝による通常形式で行われる。フェルスタッペンはスプリント週末よりマシンを調整する時間が増える点に言及した。ただし上位勢の差は小さく、セットアップやエネルギーの使い方も順位を左右するため、ブラジルでの位置づけは予断しなかった。

INKA SPORTS 分析と総括:復調と細部の調整は並行する

フェルスタッペンの二種類の発言は、順位が上がっても調整が続く理由を示している。競争力やパワーユニットへの理解に関する評価は、シーズンを通じた進歩を指す。一方、無線と変速の話はより具体的だ。無線ではメキシコでチームに声が明瞭に届いており、残るのはわずかな設定調整だと説明した。変速への意見は、さらにラップタイムを探るためのものとしている。両者は改善の対象が異なる。

そのため、結果の向上と追加の改善要求は両立する。全体の競争力が高まったというのはフェルスタッペン自身の評価であり、操作上の細部を詰めるのはマシンからさらに性能を引き出そうとする取り組みだ。ブラジルで走行時間が増えることは調整の機会を広げるが、上位勢の差は小さい。本人も今週末のセットアップやエネルギーの使い方に言及し、メキシコ優勝をそのままブラジルでの優位とは結びつけなかった。

メキシコでは順位の動きの速さも示された。フェルスタッペンが25点、ハミルトンが18点を獲得し、レース前の236点と241点が261点と259点に変わった。差し引き7点によって、5点の遅れは2点のリードへ転じた。復調は実際の順位変化につながっている。次の課題は競争力と細かな実行を引き続き結びつけ、この僅差を守ることだ。