メキシコGPでピットレーンから7位まで挽回したリアム・ローソンは、依然としてレーシング・ブルズの2027年レギュラーシートを確約されていない。現地11月5日のブラジルGP前の取材で、今季は力強い成績を残していると評価しながらも、将来を確定させるためにこれ以上何を示すべきか分からないと語った。
公式ランキングでローソンは83点の9位。10位ピエール・ガスリーとの差は41点で、チームメイトのアーヴィッド・リンドブラッドは38点で11位につける。メキシコで実績をさらに加えたものの、チームはまだ来季の起用を発表していない。
ピットレーンからの7位が最新の背景に
ローソンはメキシコで予選結果を取り消され、決勝をピットレーンからスタートしたが、7位まで挽回した。今季はバーレーンとシンガポールでも7位を記録している。サンパウロでは、メキシコだけで突然競争力を得たのではなく、シーズンを通じた走りの中で今回の速さを評価した。
F1公式サイトに掲載されたインタビューでは、毎週末ベストを尽くしていると説明し、アルピーヌとのチーム争いにも言及した。そのうえで、これ以上何を求められているのか分からないという思いを明かした。
ローソンは、特殊なスタート位置がメキシコのレースを難しくした一方、週末を通じたマシンの速さとレースペースが挽回を可能にしたと考えている。ブラジルでも競争力を維持することに自信を示しつつ、天候を週末の大きな不確定要素に挙げた。
候補3人、シートは2つ

アラン・パーメイン代表は以前から、ローソン、現チームメイトのアーヴィッド・リンドブラッド、レッドブル育成のニコラ・ツォロフという3人から2人を選ぶ状況だと説明している。
ツォロフはメキシコで初のF1練習走行を経験し、リンドブラッドから0.126秒差の12位だった。チームは新人を実走で確認する材料を得た一方、ローソンはピットレーンからポイント圏まで挽回した決勝を実績に加えた。異なる走行課題であり、1回の練習の差をそのまま年間の決勝での価値に置き換えることはできない。
他の選択肢について問われたローソンは、決定がシーズン終盤まで延びると残された機会が少なくなり、難しい状況になると説明した。代わりの計画は発表せず、各週末で自分のベストを示すことに集中している。
INKA SPORTS 分析とまとめ:メキシコで入賞も、ローソンのシートは未確定
メキシコ前のシートを巡る議論に比べ、ローソンはピットレーンから7位に入った結果を新たに加えた。83点と選手権9位も、本人の評価だけでなく実績が残留への主張を支えていることを示す。それでもチームは現役ドライバーと育成候補を併せて評価しており、成績はまだ確定した契約にはなっていない。
レーシング・ブルズは現在108点でコンストラクターズ選手権5位につけ、アルピーヌに39点差をつけている。ローソンはこの差を広げながら、自身の将来もより明確になることを望んでいる。サンパウロで本人が直接追求できる次の結果は走りによる成績であり、2027年の陣容についてはチームの決定と発表が引き続き必要だ。