マドリングを疾走するラッセルのメルセデス

9月11日、スペインGPはマドリードのマドリングで最初のフリー走行を行った。ラッセルが1分34秒077で首位に立ち、チームメイトのアントネッリに0.286秒差をつけ、メルセデスがワンツーを記録した。ルクレールとハミルトンがそれぞれ3番手、4番手だった。

マドリング初走行、1時間でコース習熟を急ぐ

現地時間13:30、ドライバーたちは22のコーナーを持つこのコースでデータ収集を始めた。ペレスは序盤にステアリングホイールの交換が必要となった。ミディアムタイヤでの走行中、路面状況の改善に伴ってラップタイムは下がり続けた。赤旗は出なかったものの、ドライバーはトラフィックとトラックリミットへの対応を求められた。The Raceの集計によると、ターン5とターン17ではそれぞれ12回、9回のトラックリミット違反があった。

ラッセルがソフトで首位、ハミルトンはミディアムで4番手

セッションが半分を過ぎた頃、ハミルトンが1分34秒620でルクレールを上回って首位に立っていた。アントネッリはすでにソフトタイヤを使っていたが、約0.2秒遅れていた。ラッセルはソフトでの最初のラップをトラフィックのため中断した後、再びタイムを縮め、まず1分34秒145、続いて1分34秒077を記録。そのままチェッカーフラッグまでトップを守った。

ルクレールはソフトに交換した後もタイム更新が進まず、ターン17のランオフエリアに入る場面があった。アントネッリは残り10分を迎える前に2番手へ浮上。ハミルトンは最終的にミディアムでのタイムで4番手となり、ラッセルから0.543秒差だった。ルクレールの差は0.459秒だった。

マドリングのFP1をレーシングブルズで走る角田裕毅

ステアリングの故障と進路を譲る対応への不満

後半、角田裕毅のレーシングブルズはパワーステアリングの故障でガレージに戻り、走行を早めに終えた。16周を走り、最終的に18番手となった。フェルスタッペンはミディアムでの走行中にグレイニングが発生したものの、0.626秒差の5番手だった。

走行中に進路を譲る対応も議論を呼んだ。Motorsport.comによると、リンドブラッドはラ・モヌメンタルで低速走行中のアントネッリとハミルトンに遭遇し、無線で不満を伝えた。ルクレール、ヒュルケンベルグ、サインツもハミルトンの進路の譲り方に意見を述べた。

ノリス、リンドブラッド、ピアストリ、ヒュルケンベルグ、ローソンが順に続き、トップ10を形成した。地元の2人、アロンソとサインツはそれぞれ15番手、17番手。キャデラックのペレスとボッタスが最後の2台となった。各チームは続くFP2で、新サーキットの走行データをさらに集める。

スペインGP FP1全成績

順位 ドライバー チーム 差 周回数
1 ラッセル メルセデス 1:34.077 28
2 アントネッリ メルセデス +0.286 27
3 ルクレール フェラーリ +0.459 27
4 ハミルトン フェラーリ +0.543 27
5 フェルスタッペン レッドブル +0.626 25
6 ノリス マクラーレン +0.870 27
7 リンドブラッド レーシングブルズ +0.956 28
8 ピアストリ マクラーレン +1.071 22
9 ヒュルケンベルグ アウディ +1.452 26
10 ローソン レッドブル +1.462 26
11 ボルトレト アウディ +1.575 27
12 オコン ハース +1.757 25
13 コラピント Alpine +1.856 24
14 ガスリー Alpine +2.167 23
15 アロンソ アストンマーティン +2.396 27
16 ベアマン ハース +2.776 24
17 サインツ ウィリアムズ +2.793 30
18 角田裕毅 レーシングブルズ +2.862 16
19 ストロール アストンマーティン +3.177 26
20 アルボン ウィリアムズ +3.514 25
21 ペレス キャデラック +4.073 26
22 ボッタス キャデラック +4.741 25