2026年アゼルバイジャンGPのFP2で63号車のメルセデスを駆るジョージ・ラッセル

2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPのフリー走行2回目が9月24日にバクーで行われた。ジョージ・ラッセルが1分43秒347で再び最速となり、キミ・アントネッリが0.552秒差の2位でメルセデスがワンツー。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは0.827秒差の3位だった。リンドブラッドのウォールへのクラッシュで一時中断され、再開後のソフトタイヤでのアタックが上位の順序をさらに変えた。

赤旗中断後、ラッセルがソフトで2度タイムを改善

開始から20分に満たない時点で、レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドがターン8から9のキャッスルセクションでウォールに衝突し、マシン右側を損傷した。赤旗が出され、車両の回収とコース清掃を経て、バクー現地時間16時29分に再開した。リンドブラッドは4周しか走れず、最終18位で、その後の走行機会を失った。

再開後、ドライバーは順次ソフトタイヤで1周の速さを試した。ラッセルはまず1分43秒759を出し、次に1分43秒347へ改善。その差は0.412秒だった。アントネッリも後に1分43秒899で2位へ上がり、フェルスタッペンを3位へ押し下げた。序盤は多くのドライバーがミディアムかハードを使い、最終的な上位の順序はその後のソフト走行で形成された。

2026年アゼルバイジャンGPのFP2でウォールに衝突した後、41号車のレーシングブルズを降りるアービッド・リンドブラッド

メルセデスのワンツーの裏にある走行量の違い

アントネッリは午前のFP1で油圧の問題によりターン7で停止し、9周しか走れなかった。FP2では16周を走って2位となり、最初のセッションを早く終えた後に再び有効なタイムを記録できた。ただしFP2の周回数も、24周のラッセルより8周少ない。順位が近くても走行量が同じとは限らない。

ラッセルはFP1でも1分45秒387で首位となり、FP2の自己ベストは午前より2.040秒速かった。2セッションとも最速だったが、午前と午後では路面状態や走行計画が異なる。この差は2つのベストタイムの変化を示すもので、同一テスト条件でのマシンの改善幅ではない。

ベアマンとアロンソも走行時間を失う

赤旗からの再開後まもなく、ハースのオリバー・ベアマンが無線でエンジンの突然の停止を報告し、ランオフエリアにマシンを止めた。最終的に10周だけで20位となった。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは9周を走り、4.542秒差の22位。F1公式レポートは、走行時間が減った理由をオイル漏れの疑いとしている。

フェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが4位、5位だった。ランド・ノリス6位、ピエール・ガスリー7位、オスカー・ピアストリ8位で、アイザック・ハジャーとエステバン・オコンがトップ10を締めた。メルセデスが1周の結果で上位2つを獲得した一方、事故や故障の影響を受けた複数のドライバーは走行時間を失った。次の練習は9月25日バクー現地時間12時30分、中国時間(UTC+8)16時30分に始まる予定だ。

FP2結果

順位 ドライバー チーム 差 周回数
1 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:43.347 24
2 キミ・アントネッリ メルセデス +0.552 16
3 マックス・フェルスタッペン レッドブル +0.827 23
4 シャルル・ルクレール フェラーリ +1.126 24
5 ルイス・ハミルトン フェラーリ +1.318 23
6 ランド・ノリス マクラーレン +1.484 22
7 ピエール・ガスリー アルピーヌ +1.496 23
8 オスカー・ピアストリ マクラーレン +1.510 22
9 アイザック・ハジャー レッドブル +1.521 21
10 エステバン・オコン ハース +1.943 25
11 フランコ・コラピント アルピーヌ +2.132 23
12 リアム・ローソン レーシングブルズ +2.334 25
13 セルジオ・ペレス キャデラック +2.413 23
14 ガブリエル・ボルトレト アウディ +2.447 24
15 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ +2.507 20
16 アレクサンダー・アルボン ウイリアムズ +2.776 24
17 カルロス・サインツ ウイリアムズ +2.874 22
18 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ +3.044 4
19 バルテリ・ボッタス キャデラック +3.390 26
20 オリバー・ベアマン ハース +3.454 10
21 ランス・ストロール アストンマーティン +4.056 24
22 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン +4.542 9