2026年北アイルランド・オープン一回戦後、握手するマーク・アレンとジョーダン・ブラウン。WSTの10月20日レポート掲載写真。

2026年スヌーカー北アイルランド・オープンの一回戦は、ベルファストで波乱が続いた。現地10月20日、世界ランキング一位の趙心童は2対0のリードから高陽に四フレームを連取されて逆転負け。今季初出場のマーク・アレンもジョーダン・ブラウンに2対4で敗れた。WSTの20日のレポートによると、世界トップ16のうちすでに11人が一回戦で姿を消した。

趙心童が先にセンチュリー、高陽は四フレーム連取

趙心童は開始から129点、64点のブレークで二フレームを先取した。高陽はその後、71点、112点、71点などのブレークで試合を支配し、4対2で勝ち上がった。この中国勢対決には、趙心童の序盤の高得点と、高陽が後半に継続して攻撃機会を生かした展開の両方があり、最初の二フレームだけで全体の流れを判断できない。

常冰玉とライアン・デイの試合には、大きな流れの反転が二度あった。デイは108点、82点などのブレークで3対0と先行したが、4対1での勝利が近づいた場面で、比較的近いピンクを外した。常冰玉はそのフレームを取り、続く91点で3対3に追いつき、最終フレームでは55対0とリード。それでもデイが最後に63点のクリアランスを決め、4対3で勝った。

アレンが将来に言及、ブラウンもツアー残留へポイントを追う

アレンは個人的な問題で今季ここまで出場しておらず、今回は地元で友人のブラウンと対戦した。WSTが伝えた試合後のTNT Sportsのインタビューでは、今はスヌーカーでの自分の将来が見えず、今回が別れの機会になるかもしれないと語った。これは当時の自らの状況と将来への見解であり、正式な引退発表ではない。

ブラウンは53点と80点のブレークを決めてベスト32に進み、マイケル・ホルトと対戦する機会を得た。アレンが再びプレーする姿を見られたことが最も重要だと述べる一方、自身もプロ資格を維持する重圧に直面していると説明した。当時の世界ランキングは65位で、この勝利には友人同士の感情と自身の競技上の目標の両方がある。試合後の雰囲気によって、勝者がランキングポイントを求めている事実を見落としてはならない。

19日の二つの最終フレーム決着から、20日にも続いた一回戦の波乱

前日には中国・香港の張家瑋が1対3から88点、77点、60点で最後の三フレームを連取し、ロニー・オサリバンに4対3で逆転勝ちした。オサリバンは56点、138点、72点でリードを築いたが、第五フレームで赤、最終フレームで青を外し、相手に主導権を渡す機会を与えた。

同日、マーティン・オドネルはジャッド・トランプを4対3で破り、過去八回の対戦全敗に終止符を打った。トランプは94点で3対3に戻したが、最終フレームをオドネルが87対5で取った。張安達はリアム・プーレンに4対2、龐俊旭はアルフィー・バーデンに4対2で勝利。20日には周躍龍がホルトに1対4で敗れた。

一回戦の主な対戦 最終スコア(フレーム)
高陽―趙心童 4-2
ジョーダン・ブラウン―マーク・アレン 4-2
ライアン・デイ―常冰玉 4-3
張家瑋―オサリバン 4-3
オドネル―トランプ 4-3
張安達―プーレン 4-2
龐俊旭―バーデン 4-2
ホルト―周躍龍 4-1

INKA SPORTS 分析:高得点で始めることと、試合を終わらせることの違い

複数の試合は、七フレーム四先勝で「優位を得る」ことと「締めくくる」ことの違いを浮き彫りにした。趙心童は最初の二フレームで高得点を続けても、高陽の後半の連勝を止められなかった。オサリバンも3対1から、チャンスが移るたびに追い上げを受けた。最も具体的な例は、常冰玉の最終フレーム55対0のリードだ。この点差では勝利は確定せず、デイの63点の取り切りが結果を変えた。

これらの過程は、ブレークの質と最終的な勝敗を単純に同一視できず、どのフレームで機会が生まれ、リード後も逆転可能な配置を残したかを見る必要があることを示す。上位選手全体の調子が落ちたと証明するものではなく、アレン個人の状況を他の敗者にも当てはめられない。以後の試合はフレームごとの内容と重要な機会で判断すべきで、同じラウンドの複数の番狂わせに自動的に共通原因を与えるべきではない。

総括

北アイルランド・オープン一回戦の重要な変化は、複数のリードする選手がその優位を最後のフレーム獲得につなげられず、追う選手が終盤の好機を続けて生かしたことだ。高陽、張家瑋、オドネルの勝ち上がりにはそれぞれ具体的な過程があり、常冰玉の敗戦は、最終フレームの明確なリードも締めくくる必要があると示した。アレンの将来への発言は本人のその後の実際の決断を追うべきで、選手生活がすでに終わったとは書けない。