現地時間10月25日、カイレン・ウィルソンがベルファストでジャック・ジョーンズを9-2で破り、北アイルランド・オープンで2度目の優勝を飾り、アレックス・ヒギンズ・トロフィーを手にした。通算11度目のランキング大会制覇で、2025年プレーヤーズ選手権以来19カ月ぶりの優勝となった。
第1セッションで3度のセンチュリー、6-2のリード
ウィルソンは101点のブレークで先行したが、ジョーンズも72点で1-1に追い付いた。続く3フレームでジョーンズの得点は合計10点にとどまり、ウィルソンは39点、60点、135点などのブレークで4-1とした。連続してフレームを落としたことで、ジョーンズは早くから追う展開となった。
第6フレームでジョーンズは130点のブレークを決めて一つ返したが、反撃を続けられなかった。ウィルソンは67点、105点のブレークで続く2フレームを取り、第1セッションを6-2で終えた。このセッションで3度のセンチュリーを記録し、一度のテーブル入りで高得点を挙げて決める場面も、複数回のチャンスを生かす場面もあった。
夜も好機を生かし、3フレームで決勝に決着
夜の再開後、第9フレームでウィルソンは44点を挙げたところで、レッドを沈めると同時に誤ってブラックも落とした。しかし、その後ロングのレッドで再びチャンスを得て、フレーム獲得に必要な得点を加えた。第10フレームでは34点の後にブラックを外したものの、再びテーブルに戻って45点を追加し、8-2とした。
第11フレームはジョーンズが6点を先取したが、スポット付近のブラックを外した。ウィルソンが75点のブレークで決着をつけ、9-2で試合を終えた。WSTのレポートによると、夜のセッションは約45分だった。ジョーンズは一日を通じてショットの感触が良くなく、ミスの後にますます難しくなったと認めた。一方、ウィルソンは好機を着実に得点へ変え続けた。
19カ月ぶりはランキング大会、ランキングの違いにも注意
この19カ月、ウィルソンが一切優勝していなかったわけではない。昨季は上海マスターズとマスターズを制しているが、いずれも招待大会だ。今回のランキング大会優勝で10万ポンドを獲得し、正式な世界ランキングは9位のままながら、1年ランキングは17位から5位へ上がり、今後のプレーヤーズ・シリーズ出場権争いで立場を改善した。ジョーンズは4万5000ポンドを獲得し、世界ランキングは24位から18位へ上昇した。
北アイルランド・オープン決勝結果
| 選手 | 第1セッション獲得フレーム | 夜の獲得フレーム | 合計フレーム |
|---|---|---|---|
| カイレン・ウィルソン | 6 | 3 | 9 |
| ジャック・ジョーンズ | 2 | 0 | 2 |
INKA SPORTS分析:センチュリーだけでなく、2度目のチャンスも生かした
第1セッションの3度のセンチュリーは目立つが、リードを勝利へ変えた過程は、夜の第9、第10フレームによく表れている。どちらもブレークが途切れたが、相手が主導権を握れず、再びテーブルに戻ることができた。ジョーンズにも高得点のブレークを決める力はあり、第6フレームの130点がそれを示す。問題は、そのプレーを追い上げに十分な長さで続けられなかったことだ。
したがって、9-2をウィルソンの一度の見事なブレークだけで説明するのは適切ではない。第1セッションの連続フレーム獲得でミスを許容できる余地を作り、夜も再びテーブルに戻ってミスの代償を小さくした。ジョーンズも試合後、相手が大会を通して素晴らしかったと認めた。
まとめ
ウィルソンは高得点の攻撃と2度目のチャンスを生かす力で、ランキング大会の優勝を待つ時間に終止符を打った。勝利は1年ランキングを改善し、今後の大会へ向けてより良い位置をもたらしたが、すべての出場権を確定したわけではない。ジョーンズには決勝進出とランキング上昇が収穫となった一方、連続したミスを減らし、1フレームの反撃をどう継続するかが課題として残った。