マレーシアで36号車のホンダを走らせるジョアン・ミルの公式資料写真。ディクソンやカタールGPの現場写真ではない

ホンダHRCは11月5日、今週末のMotoGPカタールGPで、ジェイク・ディクソンをジョアン・ミルの代役として起用すると発表した。ルカ・マリーニとともに参戦する。ミルは先週末セパンで復帰したものの、マレーシアGP決勝を途中で退き、自宅で回復を続ける。

今回の正式発表により、ホンダのカタールでの代役体制が決まった。今季ホンダのWorldSBKファクトリーチームで走るディクソンがMotoGPマシンへ戻る一方、ミルの次の復帰時期は示されていない。

ミルは回復に専念、ディクソンがMotoGPへ復帰

ディクソンは2019年から2025年までグランプリのパドックで活動し、Moto2で7勝、22回の表彰台を記録した。2021年にはフランコ・モルビデリの代役としてMotoGPに2戦出場し、最高成績はシルバーストンでの19位だった。

ホンダによると、2026年のWorldSBKシーズンは負傷の影響を受けたが、状態を戻した後半戦にはCBR1000RR-R SPで5回のトップ10入りを果たした。ディクソンは今回の機会を喜びつつ、段階を踏んでマシンに慣れる方針を示し、ミルの回復を願っている。

マレーシアで10号車のホンダを走らせるルカ・マリーニの公式資料写真。カタールGPの現場写真ではない

マリーニはマレーシアGP決勝で得た流れをつなぎたい考えだ。チームのプレビューでは、短期間の帰宅を経て体調がさらに改善したと述べ、残り3戦に全力を尽くす姿勢を示した。ミルがガレージにいることは、自分とチームの支えになるとも語っている。

カタールGPは現地時間11月6~8日にルサイルで開催される。MotoGPのFP1は北京時間11月6日19時45分に始まり、決勝は北京時間11月9日0時にスタートする。金曜最初の走行が、ディクソンの代役任務の第一歩となる。

INKA SPORTS 分析と総括:まずはマシンへの適応から

ディクソンにはグランプリとホンダのWorldSBKマシンでの経験があるが、前回のMotoGP参戦からは5年が経過している。段階的に適応するという本人の方針は、今回の一時的な復帰の条件に沿ったものだ。WorldSBKでのトップ10成績を、そのままMotoGPでの順位予想に置き換えることはできない。

ホンダにとって今週末は、マリーニが直近の基盤を継続することと、ディクソンがMotoGPマシンへの感覚を取り戻すことの両方が課題となる。ミルの復帰時期は今後の発表を待つ必要があり、現時点で確定したのはカタールGPの2人の参戦体制だ。