2026年10月23日、アメリカGPのマクラーレンのガレージでヘッドセットを着けるランド・ノリス

10月23日の2026年F1アメリカGP・FP2で、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは7、8番手となった。ノリスはF1公式の取材で、マクラーレンは速さがまったくないのではなく、それを安定して発揮することが難しいと語った。チームは小さな設定変更で、ドライバーが競争力あるラップを続けやすくすることを目指す。

順位表の差のほかに、つながらないセクターも

ノリスの最速ラップは首位のシャルル・ルクレールから1.082秒差で、ピアストリはさらに0.014秒遅れた。マクラーレンの2台はフェラーリ、メルセデス、フェルスタッペンだけでなく、リアム・ローソンにも先行された。ノリスは前の数チームとの差を認めつつ、繰り返し、速く走るには操作をあまりにも完璧に近づける必要があると述べた。

マシンの操縦性が継続して良い感触を得ることを難しくしているという。それでも現状の設定には調整の余地があり、今すぐ極端な変更は要らないと考えている。チームの金曜レポートでも、安定して速さを引き出すため、的を絞った小さな調整を予定すると説明した。どちらも、いかに安定して1周を完成させるかを指している。

チーフ・テクニカルオフィサー兼チーフデザイナーのロブ・マーシャルは、FP2で全体最速のセクターを記録したが、その周回をまとめられなかったと強調し、その先の競争にも楽観的だった。最速セクターはある区間での力を示す一方、全周のタイムには複数の段階を続けてうまく走る必要がある。

チームの補足:ソフトに替えても期待したグリップを得られず

チームのレポートによると、2台はFP2をハードで始め、その後ソフトへ切り替えた。交換後、2人は突風の中でトラックリミットに苦しみ、想定したグリップの向上も感じられなかった。各セクターは良い場面があったが、一つのアタックにはつながらなかったという。ピアストリもグリップを解決すべき問題に挙げた。

2026年10月23日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズを走る1号車のマクラーレンのランド・ノリス

新部品についてマーシャルは、前後の車輪周辺の空力部品とディフューザーの変更に、測定可能な効果があり、元はテスト目的だった部品も機能したと説明した。これらは車輪周辺の気流と後流の制御に関わる。効果はチームの評価で、公の発言では新部品だけが削減した具体的なタイムは示していない。

INKA SPORTS分析:1区間の速さと、1周のまとめやすさは別

マクラーレンがつなぐべきなのは局所の速さと完全な1周だ。マーシャルは最速セクターで潜在力を説明し、ノリスはそれを発揮するための操作上の要求を述べた。ソフトのグリップ不足とトラックリミットは、アタックを完成できなかった具体的な状況を示す。使える速さは存在しても、ドライバーが繰り返し引き出すのは容易でないという共通の問題がある。

したがって小さな調整の有効性は、次に最速セクターを更新するかだけでは測れない。ソフトでより安定した感触を続け、アタックの中断を減らせるかも見る必要がある。前者は局所の速さを、後者はノリスの課題をより直接確かめる。新部品が有効でも車全体が扱いにくいことはあり、ハードウェアの利益が走行条件ごとの操縦の問題を自動的に消すわけではない。

まとめ

マクラーレンのアメリカGP金曜は、潜在力はあるが安定して完成しない1周を残した。ノリスとマーシャルの展望の語調は違うが、注目点は補い合う。チームは現れたセクターの速さを残し、1周をまとめやすくする必要がある。予選前の設定作業が、まずその安定性の改善を試すことになる。