2026年10月22日、アメリカGPのパドックにいるアイザック・ハジャー

10月23日、アイザック・ハジャーは2026年F1アメリカGPのFP2で9番手となり、チームメートのマックス・フェルスタッペンに0.931秒遅れた。F1公式の取材では、主な難しさとして2回のプラクティス間の設定変更とソフトの挙動を挙げた。レッドブルのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェも、その方向を撤回する必要があると認めた。

ミディアムはまずまず、ソフトでは1周の中でフロントの感触を失う

ハジャーによると、FP1はまずまずで、FP2もマシンを変えた後のミディアムでは悪くなかった。しかしソフトに替えると非常に運転しにくくなり、まず午前の水準へ戻してから次を決めたいという。問題はすべての走行段階が同じように悪かったことではなく、異なるタイヤと設定の組み合わせへの反応にあった。

本人の説明では、1周の改善の大部分は第1セクターで得たが、その終了地点からゴールまではミディアムより遅くなった。フロントのグリップが大きく低下し、1周の中でこれほど性能を失ったことに驚いたという。フロントのグリップは、ドライバーが望むラインに沿ってコーナーへ向きを変えられるかに関わる。

ハジャーはフロントタイヤの急な温度上昇を対処すべき問題と見ている。2台の設定が異なることも認めたが、フェルスタッペンがアタックをまとめられている以上、調整は可能だと信じている。相手の速さを自分が変える必要がない理由とはせず、なぜバランスがソフトをこれほど扱いにくくしたかを点検したいとした。

ワシェは方向の誤りを認め、第1セクターでのタイヤ酷使に注意

ワシェはFP1からFP2に向けたセットアップ全体の方向が問題で、チームが戻す作業を進めていると説明した。同時に2台の設定差は大きくないという。サーキット・オブ・ジ・アメリカズはターン1の後に高速コーナーが続き、そこでタイヤを使い過ぎると後半を走るのが難しくなると、コースの構成と現状を技術的に説明した。

2026年10月23日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで6号車のレッドブルをドライブするアイザック・ハジャー

路面の凹凸も課題として挙げた。前年よりやや柔らかい設定だが差は小さく、起伏に十分追従するのはなお難しいという。低速性能を現在の重点にも挙げており、第1セクターでのタイヤの感触だけでなく、各区間の性能のより良いバランスも探っている。

INKA SPORTS分析:第1セクターの速さを、残る二つにもつなぐ

ハジャーの声は、ソフトが第1セクターで改善をもたらしても、後半はミディアムより遅くなったという明確な順序を示す。高速コーナーでのタイヤ使用に関するワシェの説明もそれに対応する。第1セクターが速いかだけでは後のコーナーで失う性能を見落とし、完全な1周には前半の利益を残す必要があると分かる。

設定方針を戻すことは、具体的な修正の出発点にもなる。FP1からFP2で何を変えたかを振り返り、ミディアムはまずまずでソフトは難しいという違いを点検する方が、0.931秒を単にドライバーの差とするより的を絞れる。同時に、凹凸と低速への課題もある以上、第1セクターだけを単独で最適化することはできない。

まとめ

レッドブルはハジャーの苦戦を、見直すべきセットアップの方向に結び付け、本人とテクニカルディレクターは調べられる箇所も挙げた。改善は出だしが速いだけでなく、ソフトで第1セクターを通過した後も十分なフロントのグリップを残せることに表れるべきだ。1周をつなげられるかが、主要な問題を解決できたかを決める。