2026年デビスカップのエクアドル戦で得点を喜ぶ英国のアーサー・フェリー

英国テニス協会(LTA)の試合レポートによると、英国は9月19日、ロンドンのカッパーボックス・アリーナでデビスカップ予選2回戦の初日を終え、エクアドルを2対0でリードした。初出場のトビー・サミュエルがアンドレス・アンドラーデに4対6、6対4、6対1で逆転勝ちし、続くアーサー・フェリーもアルバロ・ギジェン・メサを7対5、6対0で破った。11月のボローニャでのファイナル8進出まであと1勝で、2日目のダブルスが最初の突破の機会となる。

シングルス2試合をどう制したのか

サミュエルは開始15分で0対4とリードを許し、1度ブレークを返したものの、第1セットを4対6で落とした。第2セットは先にブレークしてから追い付かれ、5対4で迎えたゲームでようやく決定的な機会をつかんだ。ベースラインの内側に落ちたフォアハンドでセットポイントを得ると、続いてアンドラーデがダブルフォールトを犯し、試合は最終セットへ進んだ。

最終セットでは、相手に1ポイントも与えないブレークを2度続け、5対1のリードを築いた。しかし、サービング・フォー・ザ・マッチで0対40に追い込まれた。この危機をしのいだ後、2度目のマッチポイントでセンターへファーストサーブを打ち、相手のリターンがアウトとなって、1時間46分で代表初勝利を挙げた。試合後、サミュエルはLTAに、英国代表でプレーするのは夢であり、序盤は確かに緊張していたが、徐々に試合へ入れたと率直に語った。

フェリーも第1セットではすぐに差を広げられなかった。最初の3度のブレークポイントを生かせず、6対5で迎えた4度目の機会に、ギジェン・メサのバックハンドのミスを引き出して7対5で先取した。第2セットはリターンの圧力が継続的にポイントにつながった。相手のサービスで14ポイント中11ポイントを取り、自分のサービスゲームで失ったのは合計6ポイントだけ。6ゲームを連取し、1時間30分で試合を終えた。

LTAは9月19日の別の発表で、サミュエルが335人目の「Colour Holder」となったことも確認した。これは英国を代表して団体戦に出場した選手を認めるもので、サッカーやラグビーの代表出場記録に相当し、世界ランキングではない。この週に初めて世界トップ100へ入り、95位に上昇したサミュエルは、その前の全米オープンでもトマーシュ・マハーチを破ってグランドスラム本戦初勝利を挙げていた。今回の初出場では、ツアーでの進歩を団体戦へ持ち込んだ。

白い帽子を後ろ向きにかぶり、英国代表の練習着を着たトビー・サミュエルの横顔のクローズアップ

5試合中3勝を先取する方式のため、初日のシングルス2試合の後には、ダブルス1試合とシングルス2試合が残る。2日目の最初は、英国のヘンリー・パッテン/ニール・スクプスキ組がゴンサロ・エスコバル/ディエゴ・イダルゴ組と対戦する。英国は残るどの試合でも1勝すればよく、エクアドルは3試合すべてに勝たなければならない。英国の直近のファイナル8進出は2023年だった。

LTAの9月19日の2日目展望によると、パッテンとスクプスキの当時のダブルス世界ランキングは、それぞれ1位と3位だった。普段のツアーでは別のパートナーと組んでいるが、2人は2024年のマンチェスターでのデビスカップ・グループステージで組み、ストレート勝ちしている。相手のエスコバル/イダルゴ組にも団体戦での成功経験がある。今年2月にエクアドルがオーストラリアを破った際、このペアが重要な役割を果たした。

試合 英国選手 エクアドル選手 スコア
シングルス第1試合 トビー・サミュエル アンドレス・アンドラーデ 4対6、6対4、6対1
シングルス第2試合 アーサー・フェリー アルバロ・ギジェン・メサ 7対5、6対0

INKA SPORTS 分析:2対0で2日目の突破への道はどう変わるのか

英国の初日の成果は、2日目の3試合を、それぞれ対戦を決着させられる機会に変えたことだ。サミュエルはセットを先行されながら逆転し、試合を締めるサービスゲームで3つのブレークポイントをしのいで、チームに有利な道を確保した。フェリーは競り合った第1セットの後も相手のサービスに圧力をかけ続け、リードを2勝に広げた。これで英国はダブルスを勝てば、その後のシングルスで進出を決める必要がなくなる。ダブルスを落としてもシングルスの機会は残るが、エクアドルにはもう1試合も落とす余地がない。

ダブルスでこの機会を生かせるかは、ペアとして実際にどうプレーするかにかかっている。パッテンとスクプスキのランキングは個々の競争力の根拠となり、2024年の勝利はともに戦った経験を示す。ただし、普段は別の相手と組んでいるため、2人の順位を足し合わせるだけで勝利が決まったとはいえない。エクアドルが以前にオーストラリアを破ったこと、特にダブルスペアが貢献したことも、2日目の初戦を個別に評価する理由となる。具体的には、英国がリターンゲームでブレークの機会をつくって生かせるか、リードを得た後に自分たちのサービスを守れるかが注目点だ。

まとめ

サミュエルの逆転勝ちとフェリーのストレート勝ちによって、英国は初日に2対0とし、突破の主導権を2日目最初のダブルスへ集めた。次の焦点は、パッテンとスクプスキが個々の実力と過去の協力経験を3勝目へ結び付けられるかだ。実現できなければ、英国はその後のシングルスで進出を決める必要がある。初日の優位は確保したが、ベスト8の切符は次の1勝を待つことになる。