2026年ビリー・ジーン・キング杯に英国代表として出場するケイティ・ボールター

2026年9月22日、深圳でビリー・ジーン・キング杯ファイナルの準々決勝が始まった。英国はシングルス2試合を続けて落とし、チェコに0対2で敗れて準決勝進出を逃した。ソナイ・カータルは第1試合で3セットを戦い、続くケイティ・ボールターも第2セットをタイブレークに持ち込んだが、いずれも英国に1勝をもたらせず、ダブルスを行う必要はなくなった。

復帰したカータル、試合を最終セットへ持ち込む

最初に登場したカータルは、世界ランキング26位のマリー・ブズコバと対戦した。3月のインディアンウェルズ以来となる実戦で、第1セットはタイブレークを2対7で落とした。第2セットはカータルが先にブレークし、このセットで第1サーブが入ったポイントではわずか2ポイントしか失わなかった。5対3の相手サービスゲームで2本のセットポイントを逃したものの、続く自分のサービスゲームをキープし、6対4でセットカウントを並べた。

最終セットもカータルが先にブレークしたが、ブズコバがその後4ゲームを連取し、5対2と逆転した。カータルは3本のマッチポイントをしのぎ、ブレークを1つ返して4対5まで迫ったが、最後のサービスゲームでは1ポイントも取れず、4対6で敗れた。3時間近い試合で何度も先行する機会をつくったものの、復帰初戦の勝利にはあと一歩届かなかった。

ノスコバのサーブがボールターの前に立ちはだかる

第2試合でボールターが対戦したのは、ウィンブルドン王者で世界6位のリンダ・ノスコバだった。立ち上がりから4ゲームを続けて落とし、第1セットを2対6で失った。第2セットは抵抗を強めてタイブレークに持ち込んだが、ノスコバが2度のミニブレークを生かし、7対3で制した。ノスコバは試合を通じて15本のサービスエースを記録し、第1サーブのポイント獲得率は78%。第1サーブが入った46ポイントのうち36ポイントを獲得した。ボールターは一度もブレークポイントを握れず、英国は団体戦の決着をダブルスに持ち込む機会を失った。

テニスの試合でリターンに備えるソナイ・カータル

準々決勝・英国対チェコの結果

試合 英国選手 チェコ選手 英国選手から見たスコア
シングルス第1試合 ソナイ・カータル マリー・ブズコバ 6対7(2)、6対4、4対6
シングルス第2試合 ケイティ・ボールター リンダ・ノスコバ 2対6、6対7(3)

英国は4月の予選でオーストラリアを破り、直近5年で4度目のファイナル進出を果たしていた。今大会はベスト8で敗退し、前回のベスト4には届かなかった。チェコの準決勝進出は2023年以来となる。英国が次にファイナルの出場権を目指すのは、2027年の予選だ。

英国のアン・キオサボング監督は試合後、カータルを起用したことに後悔はなく、2人の努力を責めることもできないと語った。カータルも、復帰初戦でこの水準のプレーができたことが、アジアでの大会を続けて戦う自信になったと受け止めている。監督の評価と選手自身の感想は、結果を考えるうえで別の背景を示している。英国は敗退したものの、カータルは強度の高い試合を通じて自分の状態を確かめることができた。

INKA SPORTS 分析:2つの敗戦は分けて捉える必要がある

団体戦の0対2というスコアだけでは、2試合のシングルスの違いが見えにくい。カータルは先にブレークを奪うことができたが、その機会を試合全体の勝利につなげられなかった。ボールターは第2セットにサービスゲームのキープを改善した一方、相手のサービスゲームでは最後までブレークポイントを得られなかった。ノスコバの15本のエースと第1サーブでの得点力が、後者の具体的な理由を示している。したがって英国の振り返りでは、先行した局面を結果に結びつける力と、リターンゲームで機会をつくる力の両方に目を向ける必要がある。2人のプレーを努力の程度だけで片づけることも、復帰初戦の1敗だけで監督の起用を否定することもできない。

まとめ

チェコはシングルス2試合で勝ち上がり、英国の今大会は終わった。カータルにとって、復帰後に上位選手と3セットを戦えたことは前向きな出発点だが、リードを守り切れるかは今後の試合で問われる。英国としては、第2試合でリターン側に課題が残ったことも重視する必要がある。サービスキープで対抗できても、最終的にはそれをポイント獲得と勝利の機会につなげなければならない。