10月25日のF1アメリカGPで、予選2、3番手だったレッドブルの2台は最終的に3位と6位で終えた。マックス・フェルスタッペンはタイヤの使用順序とコンパウンド選択の再検討を挙げ、アイザック・ハジャーはスタートとピットストップ後のシステムの問題を指摘した。2人のレースは、失点の原因が一つの段階に集中していなかったことを示している。
直前2戦のソフトの経験が、オースティンでは通用せず
フェルスタッペンはFIAのレース後記者会見で、直前の2レースでは柔らかいコンパウンドが非常に良かった一方、アメリカGPでは硬いタイヤが突然強いグリップを発揮したと説明した。レッドブルは以前の判断にこだわり過ぎ、すでにコース上に表れていたハードの優位に十分反応できなかったという。これは本人のレース後の評価であり、具体的な原因はチームの分析が必要だ。
2ストップのフェルスタッペンは終盤、ノリスを抜いて2番手に戻ったが、その後ルクレールに抜かれた。アントネッリのペースはなかったと認め、遅いピットストップが一度あり、損失が増えたことにも言及した。
また、パワーユニットの出力が周回やコーナーごとに一定でなかったと語った。ドライバーにとって、同じようにアクセルを踏んでも違う反応が返れば、車両バランスの予測に影響し、連続したリズムを作りにくくなる。フェルスタッペンはこの不一致を、すでに解決した偶発的ミスではなく、改善すべき問題として挙げた。
ハジャーはソフトの第1スティントが好調、問題は別の場面に
ハジャーの感想はチームメートと完全には一致しない。スタートではクラッチの出力が過大となり、序盤にフェラーリの2台に抜かれたという。しかし落ち着いた後はソフトの第1スティントが非常に強く、タイヤのデグラデーションも制御しやすくなったため、チームは最終的に1ストップへ切り替えた。

唯一のピットストップ後に再び問題が起きた。ハジャーによると、マシンがピット用のスロットルマップから切り替わらず、運転に大きな影響を受けた。スロットルマップはペダル入力をパワーの応答へどう変換するかを決めるもので、彼の説明はその異常を指す。フェルスタッペンが述べたすべてのパワー問題と直接同一視することはできない。ハジャーは最終的に6位を守った。
ローラン・メキース代表はチームの総括で、フェルスタッペンが8周目前後に破片を踏んで損傷し、その後バランスに影響する問題も抱えたと明かした。マシンの潜在力を十分に生かせず、アントネッリに挑む速さも足りなかったという。車体の損傷とシステムの問題も、タイヤ選択とは別にレッドブルの走りを制限した。
INKA SPORTS分析:タイヤ戦略に加え、予測できるマシンの応答が必要
ソフトに対する2人の異なる経験は、このレースを理解する上で有用な比較となる。フェルスタッペンはソフトの選択が機能しなかったと見る一方、ハジャーはソフトの第1スティントを延ばせた後、システムの問題に制約された。2台の設定、トラックポジション、レース段階は完全には同じでなく、すべての損失を「ソフトが悪かった」で一括りにはできない。
戦略はドライバーをいつコースへ戻すかを決め、安定したマシンの応答はタイヤと位置を継続して生かせるかを決める。レッドブルはタイヤ判断、車体損傷、制御システムの異常をそれぞれ点検し、どう重なったかを見る必要がある。今後ピット回数だけを変えても、運転中の不一致が残るなら、アメリカGPで露呈した核心の問題を解決したとは言えない。
まとめ
レッドブルはオースティンから表彰台を持ち帰ったが、2台のレース後の説明は異なる制約を示していた。より的確なタイヤ選択は順位獲得に役立つ一方、スタートとパワー応答の予測しやすさも同じく重要だ。このレースは複数の分野を調べ続ける必要性を示したが、一つの修正で優勝を争う速さが戻ると証明するものではない。