セパンで73号車のグレシーニ・ドゥカティを走らせるアレックス・マルケス

アレックス・マルケスが最後の走行で首位を奪還

10月31日にセパンで行われた2026年MotoGP第19戦マレーシアGP予選は、アレックス・マルケスが1分56秒493でポールポジションを獲得した。マルク・マルケスが0.070秒差の2番手、ペドロ・アコスタがさらに0.014秒差の3番手。ドゥカティ2台とKTM1台がフロントロウを占め、上位3人の差はわずか0.084秒だった。

Q2序盤はアレックス・マルケスが1分56秒697で首位に立ち、マルク・マルケスを0.267秒上回った。最後のアタックではマルコ・ベッツェッキ、小椋藍が相次いで首位に浮上。その後マルク・マルケスがトップを奪い返し、アコスタも2番手へ上がったが、アレックス・マルケスがさらにタイムを更新して兄を逆転した。ポール獲得は2025年カタルーニャGP以来となる。

小椋藍は1分56秒617で4番手となり、アプリリア勢の最上位に入った。ベッツェッキはポールから0.175秒差の5番手、ファビオ・ディ・ジャンアントニオが6番手で2列目を構成する。上位5人が0.175秒以内に入り、争いはマルケス兄弟だけにとどまらなかった。ただし、予選の1周の差だけでスプリントの勝敗を判断することはできない。

2026年マレーシアGP予選トップ3。左からマルク・マルケス、アレックス・マルケス、ペドロ・アコスタ

ザルコとバニャイアがQ1突破、マルティンは欠場

Q1はヨハン・ザルコが1分57秒341で首位。フランチェスコ・バニャイアが1分57秒552で2つ目のQ2進出枠を獲得し、ルカ・マリーニは0.071秒差で届かなかった。ザルコはQ2で1分57秒016まで縮めて8番手、バニャイアは1分57秒287で10番手となった。バニャイアはQ1を通過したものの、3列目以内には入れなかった。

Q2ではエネア・バスティアニーニが7番手、フランコ・モルビデリが9番手。ジョアン・ミルは11番手、マーベリック・ビニャーレスは12番手だった。Q1とQ2の全結果は、それぞれ下の表に掲載した。

予選前には、MotoGPがホルヘ・マルティンのマレーシアGP残り全日程の欠場を発表した。オーストラリアのスプリントで負傷した後、セパンで復帰を試みたが、走行を続けることはできなかった。Q1公式結果では有効タイムなしの未分類とされている。以下の2表には各セッションの全選手、ベストタイム、周回数を掲載し、タイム差はそれぞれの首位を基準としている。

Q1全結果

順位 番号 ライダー チーム ベストタイム 首位との差 周回数
1 5 ヨハン・ザルコ カストロール・ホンダLCR 1:57.341 — 6
2 63 フランチェスコ・バニャイア ドゥカティ・レノボ・チーム 1:57.552 +0.211 6
3 10 ルカ・マリーニ ホンダHRCカストロール 1:57.623 +0.282 7
4 11 ディオゴ・モレイラ プロ・ホンダLCR 1:57.733 +0.392 5
5 33 ブラッド・ビンダー レッドブルKTMファクトリーレーシング 1:58.127 +0.786 6
6 43 ジャック・ミラー プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP 1:58.148 +0.807 6
7 42 アレックス・リンス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1:58.155 +0.814 6
8 20 ファビオ・クアルタラロ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1:58.219 +0.878 7
9 27 イケル・レクオナ BK8グレシーニ・レーシングMotoGP 1:58.456 +1.115 7
10 47 アウグスト・フェルナンデス プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP 1:58.855 +1.514 6
未分類 89 ホルヘ・マルティン アプリリア・レーシング — — —

Q2全結果

順位 番号 ライダー チーム ベストタイム 首位との差 周回数
1 73 アレックス・マルケス BK8グレシーニ・レーシングMotoGP 1:56.493 — 6
2 93 マルク・マルケス ドゥカティ・レノボ・チーム 1:56.563 +0.070 6
3 37 ペドロ・アコスタ レッドブルKTMファクトリーレーシング 1:56.577 +0.084 6
4 79 小椋藍 スーパーファイル・トラックハウスMotoGP 1:56.617 +0.124 6
5 72 マルコ・ベッツェッキ アプリリア・レーシング 1:56.668 +0.175 7
6 49 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ プルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム 1:56.842 +0.349 7
7 23 エネア・バスティアニーニ レッドブルKTMテック3 1:56.970 +0.477 6
8 5 ヨハン・ザルコ カストロール・ホンダLCR 1:57.016 +0.523 4
9 21 フランコ・モルビデリ プルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム 1:57.268 +0.775 7
10 63 フランチェスコ・バニャイア ドゥカティ・レノボ・チーム 1:57.287 +0.794 4
11 36 ジョアン・ミル ホンダHRCカストロール 1:57.343 +0.850 7
12 12 マーベリック・ビニャーレス レッドブルKTMテック3 1:57.737 +1.244 7