2026年10月24日のアメリカGP予選で16号車のフェラーリをドライブするシャルル・ルクレール

フェラーリはアメリカGPのプラクティスでの先行をポールポジションに結び付けられなかった。10月24日の予選でシャルル・ルクレールが4番手、ルイス・ハミルトンが5番手となり、差はわずか0.044秒だった。F1公式の取材でハミルトンは直線速度の差を強調し、ルクレールはQ3のアウトラップとタイヤ状態をより重視した。近いタイムの背後で、2人が挙げた制約は完全には同じではない。

ハミルトン:感触は良いが、直線でなおタイムを失う

ハミルトンは自分のアタックはきれいにまとまり、マシン全体の感触も良かったと見ている。ターン1とターン11へ向かう区間に触れ、フェラーリのパワー出力が落ち始める時にも相手は加速を続けていたと語った。また他チームのシャシーとダウンフォースも追い付いており、コーナーで直線の損失を埋めるのがより難しくなったと判断した。

相手のパワーについて、ハミルトンはこの週末の実際の数値をまだ見ていないと認めた。ただ、同等の直線性能があればフロントローを争えたと考えている。実際のタイムはルクレールが1分34秒267、ハミルトンが1分34秒311だった。

ルクレール:潜在力はあるが、アウトラップでタイヤを準備できず

ルクレールが重視したのは、マシンにはもっと良い潜在力があったと信じる一方、それにはタイヤを適切な状態にできるかも含まれる点だ。Q3はそれ以前より温度が1、2度低く、自分には大きく影響したという。アウトラップの時点から滑る場面が多く、その後のアタックを順調にまとめることが難しかった。

2026年10月24日のアメリカGP予選中のルイス・ハミルトン

アウトラップはピットから計測ラップへつなぐ周回であり、ドライバーが本番のアタックへタイヤを整える段階でもある。ルクレールは失望を主にこの準備過程と結び付け、タイヤをより理解する必要があると語った。本人の観察では相手はQ3で性能を発揮しやすい一方、フェラーリは適正範囲から少し外れるだけで大きな代償を払うという。

INKA SPORTS分析:近い結果でも、失った場所は異なり得る

直線性能と1周の準備は相反する問題ではない。ハミルトンは1周をまとめられたと感じてもなお追い付けない相対的な速さを述べ、ルクレールは最終段階で必要な状態に入らなかったことを述べた。両者の声を合わせれば、一つの理由で差のすべてを説明するより、基本的な競争力の不利とその周回の遂行上の損失を、どう同時に減らすかが適切な問いとなる。

0.044秒差は最終タイムが近かったことを示すが、すべてのコーナーや直線で同じ場所のタイムを失ったことを意味しない。プラクティスで先頭だったことと予選4、5番手も、異なるセッションの結果の対照にすぎない。対応する完全な走行資料がなければ、パワー、タイヤ、アップグレードそれぞれの損失を正確に割り当てることはできない。

まとめ

フェラーリには二つの明確な作業の方向が残った。ハミルトンは直線の差の縮小を望み、ルクレールは重要なアタックのタイヤ準備と性能の引き出しを求める。前者は1週末で解決できるとは限らず、後者はドライバーとチームが当日の課題として挙げたものだ。ハミルトンはスタートと戦略で前進したいとするが、それは決勝の目標であり、終わった予選結果に代わるものではない。アメリカGP予選の全レポートには、フェラーリ2台と全出走ドライバーの結果を掲載している。