ラリーの歴史
1974年創設:旧ユーゴスラビア時代に始まり、次第に中央ヨーロッパで最も重要なラリーの一つへ成長しました。
2021年WRC入り:パンデミック後のカレンダー調整で生まれた機会にWRC初開催を迎え、初回から凝縮された行程と激しい争いが高く評価されました。
2026年の新拠点:WRC復帰時にリエカへ移り、グロブニク・サーキットにサービスパークを設け、大半のステージも新ルートとしました。
2026年の劇的逆転:ヌービルが最終ステージで壁に衝突し、勝田貴元が連勝でランキング首位に立ちました。フィニッシュまでは確実な勝利などないことを、クロアチアが再び示しました。
ラリーの特徴
万華鏡のようなグリップ:新旧の舗装、泥、滑る路面が混在し、絶対的な速さよりもライン選択と予測が重要になります。
新ルート:2026年は20本の舗装ステージを予定し、舗装の違いと路面の汚れによって同じ道でもグリップが変化しました。
サービスパーク:2026年のサービスパークはリエカ近郊のグロブニク・サーキットにあり、過去のザグレブ版の施設説明は適用できません。
波乱が生まれる場所:グリップの変化がタイヤ戦略と冷静さの重要性を高め、伏兵の活躍や逆転が繰り返し生まれます。
2026年WRCクロアチア・ラリー・データ回顧
2026年4月12日、クロアチア・ラリーはリエカを拠点とする新ルートで閉幕し、サービスパークはグロブニク・サーキットに置かれました。勝田貴元は2時間51分15秒8で優勝し、パヤリに20.7秒差をつけてケニアに続く連勝を果たしました。ザグレブは以前の大会の拠点であり、2026年の開催地ではありません。
総合結果・上位三名
| 順位 |
ドライバー |
車両 |
総合タイム/優勝者との差 |
| 1 |
勝田貴元 |
トヨタ GR Yaris Rally1 |
2:51:15.8 |
| 2 |
サミ・パヤリ |
トヨタ GR Yaris Rally1 |
+20.7秒 |
| 3 |
ヘイデン・パッドン |
ヒョンデ i20 N Rally1 |
+2:07.7 |
大会の見どころ
最終ステージで優勝者が変わる:ヌービルは1分14.5秒差で最終日へ入りましたが、最後のパワーステージで接触して車両を損傷し、完走できませんでした。それまで二位だった勝田が優勝を引き継ぎ、パヤリが二位、ヘイデン・パッドンが優勝者から2分07.7秒差の三位でした。
タイヤ問題が先頭集団を変える:パヤリは首位でしたが、土曜のSS14で止まってタイヤを交換し、勝田も同じステージでタイヤ損傷により時間を失いました。2026年は乾いた天候でしたが、舗装へ持ち込まれた砂利や泥がグリップを低下させ、雨だけがアスファルト大会の低グリップを生むわけではないことを示しました。
連勝とランキングの変化:勝田は大会後に84ポイントで初めてドライバーズ首位となり、パヤリは三大会連続の表彰台を獲得しました。ソルベルグとエバンスは金曜にコースアウトしましたが、再出走後はスーパーサンデーとパワーステージの両方でそれぞれ一位と二位を占め、追加得点を獲得しました。
大会データ一覧
| 項目 |
データ |
| 開催地 |
リエカ、クロアチア。サービスパーク:グロブニク・サーキット |
| 2026年予定ステージ数 |
20ステージ(2026年) |
| 2026年予定ステージ距離 |
300.28 キロメートル |
| 路面の種類 |
アスファルト路面 |
| 初開催年 |
1974年 |
| 直近大会の優勝者 |
勝田貴元(トヨタ、2026) |
| 2026年大会の記録 |
日本人ドライバー初のWRC連勝(2026) |
| 別称 |
「アスファルトの迷宮」 |
クロアチアのWRC初開催は2021年で、2025年はカレンダーから外れました。2026年はリエカとグロブニクのサービスパークを中心に復帰し、大半のステージを新ルートとしたことで、従来のザグレブ版とは異なる競技構成となりました。
情報更新日:2026年10月3日